「第50回ベルリン映画祭オープニング作品・銀熊賞(審査員賞)受賞」 冒頭での切ない歌声の主=ロックバンド<U2>のボノが10年という歳月をかけ暖め続けた原案を、「ベルリン・天使の詩」で“無償の愛”を描き世界中を優しい感動で包み込んだ、ドイツの鬼才ヴィム・ヴェンダースが映画化。本作でも“無償の愛”をテーマにしながらも、より現代的に、そして13年の時を経てより浄化している。天使の街、ロサンゼルスのダウンタウンを舞台に、朽ち果てたホテルに住みつきイエローズに惜しみない愛情を注ぐ主人公トムトムに「プライベート・ライアン」で弱気な伍長を演じたジェレミー・デイヴィス。トムトムに愛されるイエローズには「フィフス・エレメント」(97)、「ジャンヌ・ダルク」(99)のミラ・ジョヴォヴィッチが好演。その他、脇を固める俳優陣にも要注意!