いまだかつてない究極のサッカーがこの秋、遂に、日本のスクリーンに登場する。 その映画は『ミーン・マシーン』。本作である。
刑務所内で行われる囚人と看守たちとのガチンコ対決。今回、囚人チームのリーダーで、凶悪犯の荒くれ者達にサッカーを伝授するダニー・“ミーン・マシーン”を演じるのは、『ロック,ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』などのヴィニー・ジョーンズ。特に映画デビュー作となったガイ・リッチー監督の『ロック,ストック』では、暗黒街の殺し屋ビッグ・クリス役で鮮烈な印象を与えた。実際、役者になる以前に、イングランドのプロチーム“ウィンブルドン”に所属していたジョーンズにとっては、うってつけの役柄と言える。そしてスクリーン上にリアルなサッカーシーンを吹き込むためにサッカー通のキャストとスタッフ陣が集まった。囚人チームとして、主人公のダニーをサポートする口だけは達者なイカサマ師マッシブ役を『ロック,ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のヴァス・ブラックウッドがコミカルに演じる。素手で23人を殺した凶悪な囚人モンク役に『ロック,ストック』『スナッチ』のジェイソン・ステーサム。刑務所の長老ドック役には『ウェイクアップ!ネッド』のデヴィッド・ケリー。さらにダニーの大ファンでサッカーへのモチベーションは高いが、運動神経がゼロのビリー役を、『ヒューマン・トラフィック』『グリーンフィンガーズ』のダニー・ダイアが演じ、本作の笑いのツボ的キャラクターになっている。 |