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『マッリの種』
MALLI/THE TERRORIST
配給:キングレコード/ギャガ・コミュニケーションズ/ゼアリズエンタープライズ


キャスト スタッフ データ
アイーシャー・ダルカール
ヴィシュヌ・ヴァルダン
パーヌ・プラカーシュ
K.クリシュナ
ソーヌ・シシュパール
ヴィシュワース
ヴァーヴァニ
ゴーパール
監督・撮影・脚本:
    サントーシュ・シヴァン
製作:ジュリー・プラサード
   ジット・ジョーシ
脚本:ラヴィ・デーシュバンデー
  ヴィジャイ・デーヴェーシュワル
美術:シヤーム・スンダル
音楽:ソーヌ・シシュオアール
   ラージャマニ
1998年/インド/99分/カラー/35ミリ/ビスタ/モノラル

イントロダクション
「1991年、ラジブ・ガンジー首相が一人の少女の自爆テロによって暗殺されました。そして私の頭の中の一つの構想が芽生えました。自分の体に爆薬を仕込んだベルトを巻きつけるなんて…。あんなことができるのはどんな人間なのか。彼女の行動を止めることはできないのだろうか、と私は考えてみたのです。」サントーシュ・シヴァン監督は語る。彼はこれまで『インディラ』『ボンベイ』などで撮影監督をつとめていた。監督は今回が初めて。自然光と本物の雨を使う自由な環境をつくり、熱いメッセージを込められる低予算映画として本作は実現した。圧倒的に存在感あるヒロイン、マッリを演じたのはアイーシャー・ダルカール。他は、キャストもスタッフもすべてアマチュアである。またこの作品に衝撃を受けた俳優ジョン・マルコヴィッチは、本作をひとりでも多くの人に見てもらいたいと、米国公開にあたって自らの名を冠した。マッリ役を演じたアイーシャー・ダルカールはこう言う。「少女テロリストたちの多くは家族によって組織に送りこまれています。貧しい家庭では、教育費も結婚費用も出せないのです。少女たちが死ぬと、組織からお金を受け取ることになっています。少女たちは家族の生活のためにテロリストになったのです。」

ストーリー
 テロリストとして育てられた少女、マッリが自爆テロでの要人暗殺を志願し、そこに赴くまでを描くストーリー。現実ではあっても暗い…。そのせいか、シュールなカット割りが目立つし、テロ組織の優等生である彼女の冷酷非道な、しかし任務に忠実な行動が描かれる。だが、彼女の吐息が全編にわたって入り、彼女がいつも緊張している(死はすぐそこにあるかもしれないからだ)のが伝わってくる。その緊迫感は効果的である。また、彼女の周りのキャラが派手ではないが、味のあるキャラ揃いである。彼女を目的地まで誘導する案内人の少年。テロの決行日まで過ごす家の主人は親切であるが面白い性格も持ち合わせている。回想シーンが現在の時間進行と並列にオーバーラップしてくるのも心憎い演出である。それら多数の興味を引く描き方なので暗いテーマではあっても最後まで飽きないで見ることができる。悲惨な運命を一旦は受け入れて、そこから改善策を模索していこうとするフィルム・メイカーたちの心意気が見えてくるようである。もちろん、その中心には監督のサントーシュ・シヴァンがいるのだろうけど、キャスト・スタッフ一丸となっての協力体制が整ってないとなかなか上手く表現できないのではないだろうか?
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