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『ラストシーン 』

配給:オズ/オムロ

キャスト スタッフ データ
西島秀俊
若村麻由美
麻生祐未
麻生久美子
ジョニー吉長
山本亘
小林隆
笹野高史
大杉漣
竹中直人
野波麻帆
諏訪太朗
柳ユーレイ
監督:中田秀夫
製作:
一瀬隆重
Mathew Jacobs
脚本:
中村義洋
鈴木謙一
撮影:前田米造
照明:鳥越正夫
美術:齋藤岩男
音楽:ゲイリー芦屋
2002年/日本/1時間40分/カラー/ヴィスタサイズ/DTSステレオ

イントロダクション
 かつて、日本映画にも黄金期があった。そしてその時代、映画産業に関わった人々の映画への熱き思いは産業的には苦戦を強いられる日本映画にも脈々と息づいている。妻の死をきっかけに酒に溺れ、スクリーンから姿を消したかつての大スターと映画に希望と夢をもつ、若く純粋な女性映画スタッフ。本作品は世代に隔たりのあるふたりの束の間の交流を通して、受け継がれる、映画への想いを軸とした切なくハートフルな人間ドラマである。監督は『女優霊』『リング』などで知られる中田秀夫。今回も劇中で作られる映画はホラーである。出演は、『クロエ』『tokyo.sora』『いたいふたり』など幅広く映画出演している西島秀俊。『金融腐食列島』で日本アカデミー賞助演女優賞の若村麻由美。麻生祐未、麻生久美子ほか日本映画には欠かせない面々が多数、出演しているが、その中でブルース・シンガーのジョニー吉長が重要な役を演じている。彼は役作りのため10キロ減量して撮影に挑んだ。この映画はジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズエピソード2』で使用し、話題となった「ソニーHDカム1080/24p」で全編が撮影された世界で最初の劇場用映画。また、出資はテジタル映画の配給・製作を手がける韓国の製作会社「デジタルネガ」と100%外国資本の日本映画でもある。

ストーリー
 たぶん、多くの人はこの映画を日本映画へのオマージュというだろうが、私は必ずしもそうは思わない。確かに、ストーリーはまだ映画が隆盛だった60年代前半にスターであった男が、コンビを組んでいた人気女優の結婚引退とともに衰退し映画界を去った後、約40年を経て端役で出演することになったことを描いていて、現在の映画作りの矛盾点もついている。(その映画はTVの人気ドラマの映画化で、監督はテレビのディレクター、主演も人気アイドルという具合なのだ)けれども、この作品でそれは2番目に重要なことで、1番目に重要なことは主人公の男の生き様なのだと思う。その証拠に彼が今の映画に対して、どうこうは言わないし、そういう感情はないようなのである。彼が心に秘めた思いとは…、ここからは本作を見てほしい。それにしても中田監督の演出というのは全編において上手いとは思わないのだが(丹念に描いていることは評価するが)“ここぞ!”というシーンでは観客を引きずり込むような描き方で感情移入をせざるを得なくなる。『リング』においてもそうであったが、ホラーだけでなく、このような人間ドラマでも彼の手腕は冴え渡るようである。そして、映画のタイトルと同じ“ラストシーン”が長々と引っ張らず、スパッ!と終るのはあまり言われないけれども大切な部分だと思う。近年、ハリウッド映画も日本映画も蛇足のように最後が長いものが多いのに飽き飽きしていたから、爽快であった。
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