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『今日から始まる』
CA COMMENCE AUJOURD'HUI
配給:共同映画


キャスト スタッフ データ
フィリップ・トレトン
マリア・ピタレシ
ナディア・カシ
ヴェロニク・アタリー
エマニュエル・ベルコ
フランソワーズ・ベットゥ
ナタリー・ベキュ
ベティー・トゥブル
ジェラール・セブロン
ジェラール・ジルドン
ダニエル・ドラベス
ナタリー・デプレ
フランソワーズ・ミケリ
ディディエ・ブザス
ランベール・マルシャル
ケリー・メルシエ
マテュー・レンヌ
マリエフ・ギティエ
ブノワ・コンスタン
監督・脚本:ベルトラン・タヴェルニエ
製作:アラン・サルド/フレデリック・ブルブロン
脚本:ドミニク・サンピエロ/ティファニー・タヴェルニエ
撮影:アラン・ショカール
美術:ティエリー・フランソワ
音楽:ルイ・スクラヴィス
衣装:マルペッサ・ジャン
1999年/フランス/116分/カラー/スコープサイズ/ドルビーSR・DTS

イントロダクション

 物語の舞台は、フランス北部のかつて炭鉱で栄えた町エルナン。だが今は、炭鉱の閉鎖によって、失業者のあふれる貧しい町。ダニエル・ルフェーブル(フィリップ・トレトン)は、この町で幼稚園の園長として教育に情熱を注いでいた。しかし、不況の波は子どもたちの生活環境を変え、授業料を払えない親も出てきた。 「小さな勝利があるからこそ人間は前進できる。ダニエルのように、不正を許さずに自分を取り巻く状況を動かそうとして、失敗や勘違いをしながらも希望を捨てない人間に惹かれる」タヴェルニエ監督の言葉だ。彼がこの作品を撮るきっかけとなったのは、友人の詩人ドミニク・サンピエロから、教師として経験した出来事を聞いたことからだった。一人の母親が泥酔し幼稚園で倒れ、子供を残して逃げ去ったこと。ある家族は干からびたビスケットを牛乳に浸して、30フランで1週間生活しなければならなかったこと。これらのエピソードからイメージが監督の頭の中で広がっていった。ダイエル役のフィリップ・トレトンはコメディ・フランセーズの名優。彼のパートナー・ヴァレリア役、マリア・ピタレシはイタリア系フランス人でゴダールの『ヌーヴェルヴァーグ』などに出演している。また地元のアマチュア俳優も多数、出演。子供たち共々、この地方の雰囲気までも伝えている。


ストーリー
 主人公であるダニエル・ルフェーブル(フィリップ・トレトン)園長はかなりパワフルである。どこかの家庭で問題が起れば、すぐに飛んで行く。役所の対応が悪ければ町長にも抗議しに行く。当然、夜もろくに眠れないから、疲労も困憊。町のお偉いさんには煙たがられている。でも、彼はめげない。ダニエルのやり方で印象深いのは“貧しいから何もできない、ではなく、それでも何ができるか?そして、いかにみんなにやる気を起こさせて活性化させるか”というポイントを強調し、決して根をあげないことである。いつの時代もどんな国でも、これは人が生きていく上で重要なことの一つであろう。まるで金八先生である。こんな人が本当にいれば、それだけで世の中は生きているに値するところだと思うのだが、現実はそうはいかないのだろう。でも、この作品は擬似ドキュメンタリーなので、本当にこんな先生がいるかと途中まで錯覚してしまった。それもそのはずで、子供たちは本当にこの地方の子供たち。監督、スタッフや俳優たちに慣れて、子供たちが自然に振舞えるまで相当な時間がかかったという。また、これも金八先生のように子供に応じて脚本も手直しがされるなど、大変な作業をしている。でも、それに見合うだけの成果は出ている。映画を作るのに“こんなもんでいいか、はない!”と改めて感じた。
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