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『金色の嘘 』
The Golden Bowl
配給:シネマパリジャン


キャスト スタッフ データ
ジェレミー・ノーザム
ユマ・サーマン
ケイト・ベッキンセール
ニック・ノルティ
アンジェリカ・ヒューストン
ジェイムズ・フォックス
マデリーン・ポッター
監督:ジェームズ・アイヴォリー
製作:イスマイール・マーチャント
撮影:トニー・ピアース=ロバーツ
美術:アンドリュー・サンダース
音楽:リチャード・ロビンス
衣装:ジョン・ブライト
原作:ヘンリー・ジェイムズ
2000年/イギリス・アメリカ・フランス/130分/カラー/1:2.35シネマスコープ/ドルビーSRDデジタル

イントロダクション
「『金色の嘘』を映画化しようと思ったとき、そのときイメージとして私の頭にあったのが、ジョン・シンガー・サージェント(1856〜1925、イギリスに住んだアメリカの肖像画家)の絵でした。昔から私は彼の絵が大好きでしたが、ヘンリー・ジェイムズの後期の小説を映画化しようと思うまでは、それが自分の仕事に結びつくなどとは思ってもいませんでした」監督のジェームズ・アイヴォリーは語る。19世紀末から20世紀初頭の英米文学界を代表する作家ヘンリー・ジェイムズ。その彼の晩年の最高傑作にして、膨大な一大長編「金色の盃」が、『眺めのいい部屋』『ハワーズ・エンド』など、エドワード朝時代のイギリス社会を描かせれば、右に出るものはいない名匠ジェイムズ・アイヴォリーの手によって映画化された。才色兼備のアメリカ人女性シャーロットは、かつて恋人同士だったが、お互いの貧しさが原因で別れたイタリア人貴族のアメリーゴ公爵から婚約したことを知らされる。そのお相手はアメリカ人大富豪アダム・ヴァーヴァーの愛娘マギーで、彼女はシャーロットの親友でもあった…。主演は『宮廷料理人ヴァテール』のユマ・サーマン。マギーには『パール・ハーバー』で注目を集めたケイト・ベッキンセール。そしてシャーロットとアメリーゴの過去を知りながら、それをマギーに打ち明けなかったことに良心の仮借を抱くファニーを、『バッファロー'66』の母親役が記憶に新しいアンジェリカ・ヒューストンが演じる。対する男優陣も個性派揃い。アダム・ヴァーヴァーを演じるのは、円熟味あふれるニック・ノルティ。また富豪の娘マギーとの打算的な結婚を決意しながらも、いつしか愛の本質を知り、マギーについた嘘を“恥”とまで言い切るアメリーゴ公爵に、『理想の結婚』のジェレミー・ノーザム。また、当時を偲ばせる美術も超豪華。魅力あふれる作品となった。

ストーリー
 まず目を引くのが美術セットの豪華さ。この時代の裕福な階級の話。しかも骨董品を集めるのが趣味というキャラがいるのだから、このくらいは当然かもしれないが製作する側は大変だったろう。でも、それだけの価値はある作品になっている。そのセットの前で繰り広げられる恋愛劇は、みんな、嘘、嘘のオン・パレードだから、人間の心情がつぶさに表れて趣がある。見ているほうは「これはホントかな?ウソかな?」と推理する楽しさがあるのだ。特に主役のユマ・サーマンは、元来が言ってることと本音が違う顔立ち(失礼)をしているので、まさにハマリ役ではないだろうか。相手役のケイト・ベッキンセールが純真そうだから、余計にそう見えるのかもしれないが…。(アンジェリカ・ヒューストンはまた一癖ありそうなキャストだけど(^^;)ストーリー展開が、この手の作品だと悠然と進むのがこれまでの常だったのであるが、本作ではかなりテンポが速い。特に序盤はトントントーンと話が進んでいくので、設定を頭に刻むのにちょっと骨が折れた。でも、それも乗り切ってしまえば、先述の“嘘のつきあい”にハマレる。この“嘘のつきあい”だが、中身はドロドロしてるのだろうけど、割りとサラリと演出しているので、見ていて嫌な気分にはならない。ジェームズ・アイヴォリー監督の腕だろうけど、それよりもウィットに富んだ(勿論、嘘にも富んだ)会話劇に主眼を置いているので、そうなったのだと思う。原題は原作と同じ「金色の盃」。だが、この『金色の嘘』というのはなかなかに良い、センスのあるネーミングだと思う。その“盃”も良い小道具として出てくるので、こちらも注目あれ!
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