第１話 『ギリシャ船』
ホセイン・パナヒ
アテフェ・ラザヴィ
第２話 『指輪』
ハフェズ・パクデル
第３話 『ドア』
モハマド・Ａ・バブハン
モリエ・マヒギラン |
第１話 『ギリシャ船』
監督・脚本：ナセール・タグヴァイ
撮影：アジム・ジャヴァンルー
録音：ベヘロウズ・モアヴェニアン
編集：アッバス・ガンジャヴィ
第２話 『指輪』
監督・脚本：アボルファズル・ジャリリ
撮影：マスード・カラニ
録音：アハマッド・サレヒ
編集：アボルファズル・ジャリリ
第３話 『ドア』
監督・脚本：モフセン・マフマルバフ
撮影：モハマド・アハマディ
録音：ネザム・キアイ
編集：メイサム・マフマルバフ
プロデューサー：モフセン・ガリブ
製作総指揮：モハマド・アハマディ
製作：キシュ・プロダクション
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1999年/イラン/カラー/72分/35mm/1：1.66
1999年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品
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キシュ島を舞台にイランを代表する3人の監督の競演が実現した。キシュ島の観光局が芸術的な方法を用いて島の魅力を世界に広めようと、マフマルバフに映画製作を依頼したことからこのプロジェクトは始まった。彼はイランを代表する監督たちに自由に題材を選ばせ、短編を撮らせる事を提案。観光局側は、同じロケーションで撮影しないことだけを条件に、それ以外の映画製作に関する自由を約束したという。
シナリオを検閲に通す事もなく、3人の監督達は何の制約も受けずに、とりたいテーマを選び、自由に作品をつくることができた。イランにおいて、これは画期的なできごとであった。イランの巨匠ナセール・タグヴァイ、『ダンス・オブ・ダスト』のアボルファズル・ジャリリ、『パンと植木鉢』モフセン・マフマルバフというイラン映画界が誇る3つの個性溢れる才能が結集し、本作は単なる観光映画の域を超え、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品される傑作となったのである。
☆ 第１話
