トニー・レオン(梁朝偉）
マギー・チャン（張曼玉）
レベッカ・パン（藩迪華）
ライ・チン（雷震）
スー・ピンラン（蕭炳林） |
製作・監督・脚本：
ウォン・カーウァイ（王家衛）
製作：
ブロック2ピクチャーズ
パラディ・フィルム
製作総指揮：
チャン・イーチェン（陳以嶄）
共同プロデューサー：
ジャッキー・パン（彭綺華）
撮影：
クリストファー・ドイル
リーピンビン(李屏賓）
美術：
ウィリアム・チャン（張叔平）
マン・リンチャン（文念中）
アルフレッド・ヤウ（邱偉明）
編集・衣装：
ウィリアム・チャン（張叔平）
音楽：マイケル・ガラッソ |
2000年/香港/98分/カラー/ドルビ/ヨーロピアンビスタ
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｢ブエノスアイレス」から3年、世界中が待ち望んだウォン・カーウァイ監督の新作がついに公開。2000年カンヌ国際映画祭に出品され、彼の新たな方向性を示した演出で熱い興奮を持って迎えられた注目の作品である。キャスティングも絶妙。「欲望の翼」以来、｢恋する惑星」｢楽園の瑕」｢ブエノスアイレス｣と4本のカーウァイ作品に出演し、カーウァイの想いの代弁者として画面から魅力を発散するトニー・レオンが、ここでは内省的なおとなの男を演じきる。そして、対するは「欲望の翼」｢楽園の瑕｣に出演し、スタンリー・クワンの｢ロアン・リンユイ/阮玲玉」やピーター・チャンの｢ラヴソング」で情熱溢れる演技を披露したマギー・チャン。節度と慎みをもちながら、沸き上がる感情に抗しきれない心の揺らぎを、しっかりとみせてくれる。また、撮影にはカーウァイの盟友クリストファー・ドイルと｢恋恋風塵」のなどホウ・シャオシェン作品で知られるリー・ピンビンのみごとなコラボレーションで匂いたつような情感が映像に溢れている。
1962年、香港。新聞社の編集社であるチャウ(トニー・レオン）と、商社で秘書として働くチャン（マギー・チャン）。二人は同じ日に、同じアパートに引越してきて、隣人となる。やがてふたりは、お互いの伴侶が不倫関係にあることを気づき、次第に時間を共有するようになる。
誰にも気づかれないよう、慎重に会っていたふたりだが、周囲の人は気づきはじめる。家庭を持つ貞淑な男と女は戸惑いつつも、意外な方向へ気持ちが揺れ動いて行くのだった・・・。
