『悲しくなるほど不実な夜に』
配給：ビターズ・エンド／スリーピンsleepin'
オフィシャル・サイト：
http://uzfilms.ume3.com/hujitsu/
葉月蛍
澤田俊輔
古川潤一
監督：宇治田隆史
脚本：宇治田隆史、向井康介
撮影：近藤龍人
照明：向井康介
音楽：赤犬、松本章
2000/カラー/ヴィスタサイズ/モノラル/63分
※第18回トリノ国際映画祭正式出品作品 T
※TOKYO FLIMX2000コンペ部門出品作品
私の見たい家族のそれぞれの感情を映画の物語として組み立てるのではなく、ただ単に見せる事が出来るではないかと思った。」と宇治田監督は語る。 家族の絆に降りかかる重大事件を通して、人は傷つきながらも成長してゆくという予定調和は一切排除し、「家族」という曖昧な絆に結ばれた３人を、乾いた俯瞰的な視点から描く異色の「ホームドラマ」。 大阪芸大の同期、熊切和嘉監督と数本の作品を作り上げたのち、初の長篇『浪速ポルノ』の完成後、大学院に進学した宇治田監督が取り上げた初の35mm作品。宇治田監督の次回作はぼっちゃん文学賞受賞作『土曜日の夜に』
喧嘩をして仕事をなくした、優柔不断で頼りない父親。恋人より悪友を大切にし、だらだらと無為な日々を過ごす弟。そして、そんな家族たちの見えない重圧を受け入れスカトロビデオに出演して養っている姉。「あんたたち私のウンコで喰ってじゃない」と言いつつもそんな家族の絆を断ち切れない姉だが...。
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