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『ホセ・リサール』
JOSE RIZAL
配給:岩波ホール


キャスト スタッフ データ
セサール・モンタノ
ハイメ・ファブレガス
ジョエル・トーレ
ガルド・ヴェルソーザ
グロリア・ディアス
モニーク・ウィルソン
監督・製作:
マリルー・ディアス=アバヤ
製作:ブッチ・ヒメネス
ジミー・デュヴァイト
脚本:リッキー・リー
ジュン・ラナ
ピーター・オング・リム
撮影:ロディー・ラッキャプ
美術:レオ・アバヤ
音楽:ノノン・ブエンカミノ
衣装:マイク・グゥイソン
1998年/フィリピン/178分/カラー/ヴィスタヴィジョン/ドルビーSR

※2001年スラムダンク国際映画祭コダック・アワード撮影賞受賞
※2000年第36回百想芸術大賞新人監督賞女子新人演技賞受賞
※2000年第20回映画評論家協会賞新人女優賞受賞

イントロダクション
 この映画はフィリピン独立運動の理論的指導者であったホセ・リサール(1861〜1896)の短くも劇的な生涯を描いた歴史大作である。この作品は 1998年の独立100周年を記念して企画され、監督には名実ともにフィリピンを代表するマリルー・ディアス=アバヤが選ばれた。ホセ・リサールは、フィリピン人の民族意識を高め、スペインの植民地からの独立運動を推進させた小説『我に触れるな』(1887)、『反逆』(1891)を書いたことで知られている。マハトマ・ガンジーと同じく非暴力主義を貫き、「人種間の平等」「男女間の平等」「教育の価値」「人間性の大切さ」など、現代にも通じる理念を持つ思想家であった。監督のマリルー・ディアス=アバヤは1955年生まれ。フィリピン監督協会の創立メンバーでもある彼女は1980年の初監督作品“Tanikala”(鎖)以来、精力的に製作を続けている。レイプの問題を扱った「貴女のためにたたかう」(1995)、貧困のため国外でメイドとして働く母親の物語「マドンナ・アンド・チャイルド」(1996)など、社会的なテーマを女性の視点で描いた作品で知られる。ホセ・リサール役のセサール・モンタノは、聡明で人間性豊かな人物像をつくりあげ、この作品でフィリピンの大スターとなった。アバヤ監督の次回作「ムロアミ」(2000)では、スキンヘッドの荒々しい漁師を演じて、幅広い才能を観客に印象づけた。なお、フィリピン映画の本格的日本公開はこの「ホセ・リサール」が初めてとなる。

ストーリー
 ホセ・リサール(セサール・モンタノ)は1861年、フィリピンのラグナ州カランバという町に、裕福な家庭の11人兄弟の7番目の子として生まれた。教養ある両親のあたたかい愛情のもと、幼い頃からさまざまな才能を発揮し、5歳の時には読み書きが自在にできた。彼はその頃、画家になりたいと言い、素描や粘土細工で家族を驚かせた。8歳の時には、タガログ語で詩を書いている。16歳でマニラのアテネオ学院を優秀な成績で卒業し、文学の学士号を取得。サント・トマス大学の哲学部と文学部に入学し、その後同大学の医学部に入学する。しかしドミニコ会教師によるフィリピン人生徒への不当な差別に反発し、学業を続けられなくなる。1882年、スペインのマドリッド中央大学に留学。23歳で医学の修士号を取得し、翌年には心理学部、文学部を優秀な成績で卒業した。その後、彼はヨーロッパ、アメリカ、アジアを広範囲に旅行し、22カ国語を修得した。ヨーロッパ滞在中、圧政下にある祖国への思いを小説に託して出版。1887年5月には『我に触れるな』がベルリンで出版され、1891年9月18日、続編である『反逆』がベルギーのへントで印刷された。この2冊に描かれた、スペイン聖職者や当局の横暴や不正は大きな反響を呼び、独立急進派には熱烈な支持を受けるが、権力者には激しい憎しみをかう。そして、リサールの親戚や同郷の人たちも権力者との争いに巻き込まれていった。リサールを脅威に感じたスペイン当局は罪状をでっちあげ、国家反逆の罪でミンダナオ島のダピタンに流刑する。そこで、人生の伴侶となるジョセフィンとの出会いがあり、彼女は終生リサールの心の支えとなる。
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