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『いたいふたり』

配給:リクリ

キャスト スタッフ データ
西島秀俊
唯野未歩子
鈴木卓爾
原一男
川越美和
廣木隆一
藤間宇宙
監督・脚本:斎藤久志
製作:鈴木ゆたか
撮影:平野勝之
美術:
富岡多美子
坪田義史
菊地春佳
音楽:金澤信一
衣装:宮本茉莉
2002年/日本/1時間52分/カラー/DVcam/ビスタサイズ/モノラル

イントロダクション
 本作はデジタルビデオカメラの機動性を最大限に生かし、俳優の息遣いをそのまま画面に映し込んだ。愛し過ぎて互いの肉体的な痛みを共有するようになってしまった主人公、涼となつ。「俳優の芝居がストレートに伝われば十分にエンターテインメント」という斎藤久志監督は突拍子もない出来事をリアルな芝居で描いていく。ふたりの「いたい関係」がストレートに響く、痛くて、おかしくて、切ない物語だ。主役は西島秀俊と唯野未歩子。西島は『ニンゲン合格』(1998年、黒沢清監督)など数々の話題作に出演し、北野武監督最新作『Dolls』では菅野美穂とともに主役を演じた他、『ラストシーン』(中田秀夫監督)、『すべては夜から生まれる』(甲斐田裕輔監督)、本作と合せて同時期に主演映画が4本一挙公開される事になる。一方、「ネイチャーメイド」(大塚製薬)などのCMで独特の空気感を漂わせた唯野も来春公開予定の『さざなみ』(長尾直柑監督)では松坂慶子、豊川悦司を相手にヒロインを演じた。また斎藤監督のデビュー作『フレンチドレッシング』(98年)で毎日映画コンクール・新人賞受賞。以来、斉藤監督作品に欠かせない女優となっている。ふたりの脇を固めるのは原一男、廣木隆一、篠原哲雄ら名だたる映画監督の面々。中でも『パルコ・フィクション』を矢口史靖監督と共同監督した鈴木卓爾は俳優としても活躍しており、斉要監督作品には『夏の思い出』(97年、Vシネマ)以来の出演。鈴木演じるなつに片思いの青年の姿もまた、いたい。斎藤久志監督は1984年のぴあフィルムフェスティバルに入選。脚本家として活動後、98年に『フレンチドレッシング』で劇場デビュー。本作は99年の『サンデイドライブ』に続く3作目となる。

ストーリー
 主人公の涼(西島秀俊)となつ(唯野未歩子)は新婚ほやほや。だけど、涼は浮気癖があって、今日もモデル(彼はカメラマンのセミプロなのだ)を自宅兼スタジオに連れこんでイチャイチャしようとしていた。だけど、そこには冷蔵庫(!?)になつが潜んでいて…。当然、巻き起こる痴話喧嘩。そして、なつは手首を包丁で切る…流れ出る血…だけど、なぜか涼も手首から血が。そう、タイトルにもある通り『いたいふたり』は痛みを共有する2人なのである。それは、2人がどんなに離れてても通じるようで、なつがスーパーで転んで頭にこぶを作れば涼も頭にこぶができる。涼が女性にひっぱたかれれば、なつも頬に痛みを感じるのである。お前たちはガメラと藤谷文子かっちゅうの!(平成ガメラ・シリーズ参照)でもまあ、それが面白いんである。涼がSM好きの女のアパートに行ったときは、なつも…な〜んて展開は思わず笑えた。周りをとり囲むキャラクターもユニーク。特になつの勤める会社社長は恋人の少年に体育会系的に「ジュースとお菓子、3分で買ってこい!」と命令し、少年も「はい!」とダッシュして帰ってくると「2分○○秒です」「よし!」なんて会話が交わされるのである。こちらも思わずプッとしてしまう。さらに涼となつをそれぞれに想う人たちもかなり変ったキャラで、こちらは同じ“いたい”でも頭のほうかなと思わせる、笑いのツボが揃った作品となっている。
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