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『イチかバチか−上海新事情』
横竪横/GO FOR BROKE
配給:東光徳間
オフィシャル・サイト:
http://www.uipjapan.com/bedroom/index.htm


キャスト スタッフ データ
チャン・バオチョン
チョウ・ユーホウ
チョン・リンジュン
グゥ・ロンシャン
チャオ・ヨンション
ワン・チェンシン
監督・製作:ワン・クァンリー
製作:タン・イン
脚本:チャン・シエン
撮影:ルー・ユィチン
※2001年ロッテルダム国際映画祭参加作品
※2001年第2回東京フィルメックス・コンペティション正式出品作品

2000年/中国/87分/ビスタビジョン/1:1.85

イントロダクション
 経済発展めざましい現代中国の大都市上海。国営会社をリストラされた6人の仲間たちが集まって、会社を作るが行く手は大混乱。ある時は非常識なまでに楽観的に、ある時は逆境をものともせず、またある時は「宝クジ」に命運を賭け…。ごく“普通の人々”の不屈の日常を描く本当にあった痛快な物語。監督のワン・クァンリーは、1966年中国四川省生れで現在は北京に在住している。大学で映画評を執筆したことがきっかけになり、'92年に心理学教授から映画監督に転身した変り種である。映像作家としてのデビュー作は天安門事件を扱ったドキュメンタリー『I HAVE GRADUATED』。1993年から'96年まではテレビ局に務め、'98年、本編デビュー作となる『處女作』を監督。19日間で撮影されたこの作品は「労働三部作」構想の1本目ということである。そしてその2作目となった仕事が本作品であるインディペンデント・フィルム界の覇者ともいえるワン監督ならではの企画に支えられた本編は、撮影所を一切使用せず街に飛び出し12日間の撮影を敢行。ワン監督自ら、素人の出演者に交渉し、脚本を手掛け、撮影し録音も担当した。実話に基づく軽快な物語を上海に生活する実在の6人が、素人出演者である彼等自身の言葉で会話し、行動する軽妙なテンポ、そして画面に繰り広げられる斬新で新鮮な映像、卓越したドキュメンタリータッチの構成の冴えが、国内外で賞賛され、好評を博している。

ストーリー
 まさにイチかバチかである。会社の経営が苦しくなったとは言え、宝くじで何とかしようとするところなど、日本人には考えられないこと。ところがこの宝くじに当たってしまう。一番最高の賞金ではないが、さりとて一番低い賞金でもない。中途半端な金額である。そのお金をそのまま会社の資金にすればいいのに(そのために買った宝くじだったはず)、周りの人たちに振舞っていく。お祝いだからと言って。おいおいである。自分たちは大丈夫なのか?それでまた苦しくなっていくのじゃないのか?…これは暗に中国および中国人に対する揶揄なのであろう。共産主義の良い点でもあり、悪い点でもある。確かに富を皆で分け与えるのは心を満たしてくれるかもしれない。しかし、現実はどうなのか?どちらも満足させる方法はないのだろうか?ワン・クァンリー監督の叫びが聞こえるようだ。共産主義でありながらリストラはあるし、宝くじにしか希望がない、など中国国家の歪みをも監督は訴えているようである。それにしても、この作品に出た俳優のみなさんはいずれも素人と聞く。しかし、素人演技でもそれを上手く演出、カメラワークなどテンポ良い編集をして成功している監督の手腕は素晴らしい。
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