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『ほとけ』

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
オフィシャル・サイト:
http://www.kss-movie.com/hotoke/

キャスト スタッフ データ
武田真治
大浦龍宇一
yuma
城明男
不二子
津田寛治
根岸季衣
千石規子
井川比佐志
監督・脚本・音楽・原案:辻仁成
製作:原岡賢一郎/臼井裕詞/服巻泰三/烏澤晋
撮影:蔦井秀洋
照明:石田健司
美術:種田陽平
衣装:宮本まさ江
2001年/日本/113分/カラー/ビスタサイズ/35mm

※第51回ベルリン国際映画祭正式出品作品
※第3回ドーヴィル・アジア映画祭最優秀イマージュ賞受賞
※2001年シアトル国際映画祭正式出品

イントロダクション
 「ほとけ」のモチーフは、生と死、暴力、コミュニケーションの不全、そしてある種の宗教性…それは監督・辻仁成が小説で追い続けてきたモチーフであり、同時に私たちが「いま」という時代に向き合う時、決して逃れ切れないテーマでもある。『創作の中心は「詩」。詩が長くなったのが「小説」で、音楽がつくと「ロック」。「映画」はその要素が全て詰まっている立体的な世界』と語る辻仁成にとって、映画は愛してやまない表現手段であり、映画を撮るということは宇宙を撮るようなものだ。映画という宇宙の構築を考えるとき、辻がまず協議するのが美術監督。彼の頭の中にあふれだすイメージを、美術の種田洋平がデザイン画にまとめ、緻密なディスカッションを通してスクリーンに定着させる「絵」を創り上げていく。「絵」を創った後に綿密に練り上げられたシナリオを、辻は現場で惜し気もなく変えていく。シーンを切り、台詞もカットも変える。俳優へは、まずその場の状況を飲み込ませ、台詞を吐く瞬間の目線の使い方を、声の調子や息使いまで、その瞬間のタイミングから説明する。 主人公ライを演じるのは「御法度」での沖田惣司役が印象的だった武田真治。その兄でバイオレントだが、一本気なシバを大浦龍宇一。シバを慕う盲目の少女ユマをyuma。ユマとシバをめぐって張り合うモエを本作がスクリーンデビューとなる不二子。さらに脇役には井川比佐志、根岸季衣、千石規子など名バイプレイヤーが顔を揃えている。

ストーリー
 異様な陰影が漂う風景美、古い時代の面影を残した港町、臥牛市。ライ(武田真治)はリアカーを引いては、道端の鉄屑を集め、花の種を蒔いている。ライのあだ名は“ホトケ”。怒りや悲しみといった感情をその表情に表わすことがなかった。街のワルたちに小突かれ、殴られても、いつも微笑みを浮かべているのだった。 兄のシバ(大浦龍宇一)はきっぷもいいし、腕力もある。アワビの密漁で小金を稼ぐ若者たちのリーダーとして真蔵(津田寛治)たち仲間からは慕われ、敵対し、対抗するムジ(城尚輝)のグループからは恐れらていた。その存在はライとは対照的だった。 ユマ(yuma)は港のそばの船員会館でマッサージ師として働いている。母の千鶴子(根岸季衣)と飲んだくれの義父。その一家の暮らしを支えるのはユマだった。幼い頃の悪夢のような夜の出来事がユマの瞳から光を奪った。近所の子供たちに苛められ、泣きじゃくるユマを救ったシバの「大きくなったら嫁にしてやる」という言葉を信じ続けていた。いつの日かシバとふたりでこの街から出て行くことをユマは夢みていた。 何年もかけて拾い集めた鉄屑でライは巨大な仏をつくっている。「おまえはまだ人を殴ったことがない。人に愛されたことがない」届かない想い、魂を鉄仏へと込めるライ。それは、なき母の“墓”だ。鉄造(井川比佐志)の浮気に悩み、荒れ狂う海にその身体を投げたまま帰らなかった母のための…。
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