『本当に若い娘』
Une Vraie Jeune Fille
配給:プレノンアッシュ
シャルロット・アレクサンドラ
ハイラム・ケラー
ブルーノ・バルブ
リタ・メイデン
シャーリー・ストラー
監督・脚本・美術:カトリーヌ・ブレイヤ
製作:ピエール=リシャール・ミュラー
撮影:ピエール・・ファトリ
音楽:モート・シューマン
1976年/フランス/1時間33分/カラー/35mm/1:1.66/ヨーロピアン・ヴィスタ/モノラル
1974年、すでにいくつかの小説を発表していたカトリーヌ・ブレイヤのもとに著作「Le Soupirail(換気扇)」の映画化・監督の企画が持ち込まれ、彼女自身の手によって恋愛への憧れとセックスへの好奇の間で揺れ動く少女の、ひと夏の映像世界を製作した。しかしブレイヤは「女性の視点によるソフトポルノ」を期待するプロデューサーと決裂、さらに当時(1976年)の倫理観は作品の赤裸々な描写を受け入れず、本作はX指定(ポルノ映画)の烙印を押され、地中深く葬られたのだった。そして今、彼女の7本目の作品『ロマンスX』の世界的ヒットを受けて、25年間封印されていた本作がついに一般公開される。ヒロイン・アリス役は『インモラル物語』『さよならエマニエル夫人』のシャルロット・アレクサンドラ、相手役のジムには『サテリコン』『栄光への戦い』のハイラム・ケラー。
14歳のアリス(シャルロット・アレクサンドラ)は夏休みをすごすために田舎の両親の家に戻ってきた。でも、彼女は夏休みが大嫌い。アリスにとっては、両親と過ごすヴァカンスは息の詰まる日々。けだるい熱気の中で、アリスの早熟なカラダはひとり歩きする。鏡に映るのはゆたかな胸とくびれたウェスト、まるいお尻。アリスは自分の欲望にかられて自慰をする。
時間がつぶせれば、それでいい。夏休みさえ早く終ってくれればいいのだから…。彼女はあてもなく町をさまよう。大人びた体に男たちの熱い視線が向けられる。そんな中、魅惑的な青年ジム(ハイラム・ケラー)に心をうばわれたアリスは、肉体の欲望を幼い心で突きつめようと試みる。だが、ジムはなかなか、アリスに振り向いてくれない。焦れたアリスはいろんな手を用いて、ジムの気をひこうとするのだが…。
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