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『home』
HOME
配給:home works


キャスト スタッフ データ
cast 監督・撮影:小林貴裕
製作:安岡卓治
音楽:加藤昭衝

2001年/日本/64分/カラー

※第1回世界学生映画祭大賞受賞
※第11回TAMA CINEMA FORUM TAMA NEW WAVE ビデオ部門グランプリ受賞
※AzContest2001グランプリ受賞
※ネクストフレーム・ジャパン2002最優秀作品賞受賞/NEXT Framer's Favorite賞受賞
※イメージフォーラムフェスティバル2002奨励賞受賞
※第23回神奈川映像コンクール優秀賞受賞


イントロダクション
 『ひきこもってもいいんだよ。ちょっと遠回りするだけだから』
  「こう思える様になるまで長い年月が必要だった。それまでの自分はどこかで「ひきこもり」は怠けているだけ、三食昼寝付きで楽できていいよなと正直思っていた。」小林貴裕監督は言う。小林貴裕の家族の歯車が狂い出したのは、兄が高校受験に失敗したころからだった。それまで穏やかに過ごしてきた家の空気は緊迫したものとなった。中学浪人の道を選んだ兄と兄の将来に期待をかける父が、毎日のようにぶつかり合うようになる。父は兄を罵倒し、兄は父に殴りかかる。彼は、まだ小学生で2人のぶつかり合いが何を意味しているのか、わからないでいた。しかし、父と兄の格闘も1年で治まることとなる。兄が地区トップの進学校に合格したのだ。父も兄もそれまでのことが嘘のように合格を喜び合った。小林は、父の豹変ぶりに驚かされた。近所に兄の合格を自慢し、さすが我が息子と言わんばかりであった。父は兄に自分の夢を託していた。それは、父自身の挫折感と大きく関係していた。三菱重工に勤務し、NHKに転職が決まり出した頃、母の祖父が、病気で倒れた。父は母の願いを受け入れ、エリートコースの道を諦め、長野へ来たのだ。穏やかな生活が戻ったものの、中学浪人によって兄は変わってしまっていた。兄は小・中学生と勉強もスポーツも良くでき、活発でクラスの人気者であった。小林は、兄に劣等感を抱き、両親の期待を一身に背負っている姿に嫉妬していた。そんな兄が高校では友達も少なく、まるで授業のためだけに高校へ行く。休日には、出かけることも無く、自室に閉じこもる事が多くなった。この頃から兄の引きこもりは始まっていた。しかし、穏やかな生活が続く中、家族は、兄の変化を見過ごしていたのだ。それから4年が過ぎ、兄は、1浪し早稲田大学に合格した。しかし、入学しないまま引きこもった。父は、兄を引き出そうと罵声を浴びせ、兄の部屋での生活を妨害した。兄は父に殴りかかった。罵声が響き渡り、殴る蹴るの格闘が続く日々…。母は、2人のぶつかり合いに疲弊し、病んで行った…。

ストーリー
 ある夏の夜。家の電話が突然、鳴り響いた。「婆ちゃんの精密検査の結果が悪くて…。どうすればいいんだよう」それは、長野の実家に住む母親からの電話だった。小林貴裕はこの電話によって帰ることになる。「あの家」には、7年間引きこもっている潔癖症の兄、そんな兄を抱え苦しんでいる鬱病の母、末期ガンの祖母がいる。家族を支えていた父は、「あの家」を離れ、小林と共に埼玉で暮らしている。小林は高校進学を理由に「あの家」を離れた。彼は、家族から逃げ続けていた。彼は、初めて家族と向き合おうとカメラを手に「あの家」に入った。しかし、待っていたのは5年前と変わらない兄と母の姿であった。兄は彼を拒絶し、暴れた。母は、泣きながら、助けを求めてきた。彼は、そんな2人にカメラを向け続けた。しかし、2人の症状は悪くなるばかり…。彼はカメラを家族に向ける意味を模索しながら、兄と向き合えない自分に不甲斐なさを感じた。そして、引き止める母を振り切って埼玉へ戻った。父の力を借りようと説得したが、父は、動こうとしない。彼と同じように「あの家」を避けているのだ。
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