『非・バランス』
配給：メディアボックス/日本ビクター
派谷恵美
小日向文世
はたのゆう
中村桃花
原田美枝子
羽場裕一
柏原収史
土屋久美子
水上竜士
梅沢昌代
とまと
監督：冨樫森
製作：長谷川憲/小松茂明/藤峰貞利
脚本：風間志織
撮影：柴崎幸三
照明：尾下栄治
美術：三浦伸一
衣装：宮本茉莉
原作：魚住直子（講談社刊）
2000年/日本/95分/カラー/35mm/ビスタビジョン/モノラル
※2000年第13回東京国際映画祭コンペティション公式参加作品
「原作 非・バランスは講談社児童文学新人賞の1996年度受賞作品。」
広島大学教育学部で心理学を学んだ著者の魚住直子氏は、作中に学校の抱える様々な問題をシビアに取り込みながらも、読後感の爽やかなストーリーを綴った。その13歳のヒロイン・松本チアキ役には1000人を超えるオーディションの中から、現役中学生の新人・派谷恵美（はたちや・めぐみ）が選ばれた。170ｃｍの長身に繊細さとたおやかさが同居したその個性は注目。そしてチアキの相手役・桂川菊には小日向文世。類い稀な演技力と表現力で数多くのTVや映画での出演歴を誇るが、今回初めて主演に挑む。監督には冨樫森。相米慎二・井筒和幸・中原俊・平山秀幸らを支えた名助監督の長編デビュー作となる。
仙台。中学生の松本チアキ（派谷恵美）は、私立の女子校に通うホラー映画が大好きな女の子。中学に進学するとき、彼女は自分でルールを作った。1.友達を作らない、2.クールに生きていく 。そんなハードボイルドな毎日を送るチアキにも、ウィーク・ポイントはある。小学校のころ、親友のユカリからイジメにあったことだ。でも、その時だって彼女は不登校などにならなかった。自分の周りに壁を作ることで、タフに生きてきたのだ。チアキは今はユカリを無言電話でイジメている。それから、今年で3度目の夏。夏休みを目前に控えたある日、チアキはふとしたきっかけでオカマの菊ちゃん（小日向文世）と出会った。チアキは菊ちゃんに対してだけは、思っていることを口にできた。菊ちゃんと映画に行く、菊ちゃんの家に行って一緒に食事をする、菊ちゃんやその仲間たちと海に遊びに行く、そして菊ちゃんの歌を聴いて、胸に込み上げてくるどうしようもない哀しみやせつなさも知った。そんな日々が、頑なだったチアキの心を少しずつ解きほぐしていった。
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広島大学教育学部で心理学を学んだ著者の魚住直子氏は、作中に学校の抱える様々な問題をシビアに取り込みながらも、読後感の爽やかなストーリーを綴った。その13歳のヒロイン・松本チアキ役には1000人を超えるオーディションの中から、現役中学生の新人・派谷恵美（はたちや・めぐみ）が選ばれた。170ｃｍの長身に繊細さとたおやかさが同居したその個性は注目。そしてチアキの相手役・桂川菊には小日向文世。類い稀な演技力と表現力で数多くのTVや映画での出演歴を誇るが、今回初めて主演に挑む。監督には冨樫森。相米慎二・井筒和幸・中原俊・平山秀幸らを支えた名助監督の長編デビュー作となる。
仙台。中学生の松本チアキ（派谷恵美）は、私立の女子校に通うホラー映画が大好きな女の子。中学に進学するとき、彼女は自分でルールを作った。1.友達を作らない、2.クールに生きていく
。そんなハードボイルドな毎日を送るチアキにも、ウィーク・ポイントはある。小学校のころ、親友のユカリからイジメにあったことだ。でも、その時だって彼女は不登校などにならなかった。自分の周りに壁を作ることで、タフに生きてきたのだ。チアキは今はユカリを無言電話でイジメている。それから、今年で3度目の夏。夏休みを目前に控えたある日、チアキはふとしたきっかけでオカマの菊ちゃん（小日向文世）と出会った。チアキは菊ちゃんに対してだけは、思っていることを口にできた。菊ちゃんと映画に行く、菊ちゃんの家に行って一緒に食事をする、菊ちゃんやその仲間たちと海に遊びに行く、そして菊ちゃんの歌を聴いて、胸に込み上げてくるどうしようもない哀しみやせつなさも知った。そんな日々が、頑なだったチアキの心を少しずつ解きほぐしていった。
