『初恋のきた道』
配給：ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
チャン・ツィイー
監督： チャン・イーモウ
撮影： ホウ・ヨン
美術： ツァオ・ジュウピン
サウンド： ウー・ラーラー
編集： チャイ・ルー
音楽： サン・パオ
脚本： パオ・シー
字幕翻訳：太田直子、水野衛子/原題「我的父親母親」、英題“The Road Home”/原作：講談社 >
第50回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品
2000年/米中合作/カラー/シネマスコープ/全5巻/2448ｍ/1時間28分/SRD,SR/
『お料理で初恋を伝える少女とその想いに教壇の声で応える青年教師とが織り成す不思議に懐かしく、あまりにも清冽な感動を運ぶラブ・ストーリー。』
監督によると、これは「中国の伝統である詩的な物語。愛について、家族について、そして家族の間の愛についての物語」。監督はこの純粋なラブ・ストーリーを語るに当たって、今までになくロマンティックな方法論を選びました。現在をモノクロ、過去をカラーで撮影し、クローズ・アップやスローモーション、オーバーラップといった技巧と音楽を駆使しながら叙情性を盛り上げます。やがて、シンプルな物語からは、恋人たちの熱い思いが立ちのぼってきます。少女の顔のみずみずしい表情が、けなげで一途な思いを雄弁に私達に伝え、素直な感動を呼び覚まします。さらに、叙情性を募らせるのが中国の悠久の大地。真っ白な雪原、黄金色の麦畑、青々とした森と白樺の林、丘陵に続く一本道……。何気なくてどこか懐かしい情景が、なぜか見る者の胸を打ち、涙を誘います。この素晴らしい撮影は、「あの子を探して」に続いての登板となったホウ・ヨン。また、これまでのイーモウ監督の全作品を担当してきた美術監督ツァオ・チェウピン、編集のチャイ・ルー、作曲のサン・バオ、音響のウー・ラーラーら、「あの子を探して」のスタッフが再結集して、見事な映像世界を作り出しています。
華北の美しい村。都会で働く青年ルオ・ユーシェン（スン・ホンレイ）は、父の訃報を聞いてこの村に戻ってきた。母（チャオ・ユエリン）は、伝統の葬儀をすると言って周囲を困らせる。石のように頑なな母の真意とは？その様子を見ながら息子は村の伝説となった父母の恋物語を思い出していた・・・。
都会からやってきた若い教師ルオ・チャンユー（チェン・ハオ）に恋して、その想いを伝えようとする18歳の少女チャオ・ディ（チャン・ツィイー）。手作りの料理の数々に込めた少女の恋心は、やがて彼のもとへと届くのだが、時代の波「文革」が押し寄せ二人は離れ離れに。少女は町へと続く一本道で、来る日も来る日も愛する人を待ち続ける。果たして二人の恋の行方は？そして、その二人の一途な想いが様々な人々の人生を切り拓いたことが母があれほどこだわった葬儀の日に明らかになり・・・・・。
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監督によると、これは「中国の伝統である詩的な物語。愛について、家族について、そして家族の間の愛についての物語」。監督はこの純粋なラブ・ストーリーを語るに当たって、今までになくロマンティックな方法論を選びました。現在をモノクロ、過去をカラーで撮影し、クローズ・アップやスローモーション、オーバーラップといった技巧と音楽を駆使しながら叙情性を盛り上げます。やがて、シンプルな物語からは、恋人たちの熱い思いが立ちのぼってきます。少女の顔のみずみずしい表情が、けなげで一途な思いを雄弁に私達に伝え、素直な感動を呼び覚まします。さらに、叙情性を募らせるのが中国の悠久の大地。真っ白な雪原、黄金色の麦畑、青々とした森と白樺の林、丘陵に続く一本道……。何気なくてどこか懐かしい情景が、なぜか見る者の胸を打ち、涙を誘います。この素晴らしい撮影は、「あの子を探して」に続いての登板となったホウ・ヨン。また、これまでのイーモウ監督の全作品を担当してきた美術監督ツァオ・チェウピン、編集のチャイ・ルー、作曲のサン・バオ、音響のウー・ラーラーら、「あの子を探して」のスタッフが再結集して、見事な映像世界を作り出しています。
華北の美しい村。都会で働く青年ルオ・ユーシェン（スン・ホンレイ）は、父の訃報を聞いてこの村に戻ってきた。母（チャオ・ユエリン）は、伝統の葬儀をすると言って周囲を困らせる。石のように頑なな母の真意とは？その様子を見ながら息子は村の伝説となった父母の恋物語を思い出していた・・・。
