ユ・ジテ
イ・ヨンエ
ペク・ソンヒ
パク・イヌァン
シン・シネ
ペク・チョンハク |
監督・脚本：ホ・ジノ
製作：キム・ヒョンスン
大谷信義
アラン・ファン
脚本：リュウ・チャンハ
イ・スクヨン
シン・ジュノ
撮影：キム・ヒョング
照明：イ・カンサン
美術：パク・イルヒョン
音楽：チョ・ソンウ |
※2001年東京国際映画祭コンペ部門最優秀芸術貢献賞受賞
※2001年釜山映画評論家協会賞3部門受賞
※2001年釜山国際映画祭国際映画評論家協会（FIPRESCI）賞受賞
※2001年韓国映画評論家協会賞2部門受賞
※2001年韓国青龍賞最優秀作品賞受賞
2001年/韓国・日本・香港/1時間53分/カラー/1:1.85アメリカンビスタ/SR-D |
韓国映画史上初めて、韓国、日本、香港の共同投資によって作られた記念碑的作品でもある。主演の2人は若く一途な録音技師に、『リメンバー・ミー』『リベラ・メ』など人気若手男優のユ・ジテ。対するヒロインには『JSA』でスイス軍将校役と演じたイ・ヨンエ。2人はこの作品に対して次のように語っている。イ・ヨンエ「とても複雑で、本心はどうなのか掴みきれない、心のうちを覗くことが出来ない女性として描かれています。最初にいただいたシノプシスには、彼女はどういう人かということはおおまかには書いてありましたけど、シーンごとに監督と私たちとでとことん話しあいました。」ユ・ジテ「監督は自分はこう思うんだけどと自分の考えをたくさん話してくれますが、それを押しつけるような言い方はまったくしない人です。僕はまだ年齢も若くて経験も未熟なので、どうしても映画に対する考え方が監督と重ならない部分はありました。ただし、それは小さな部分であって、大きな問題になることはありませんでした。
録音技師の青年サンウ（ユ・ジテ）とラジオ局のＤＪ兼プロデューサーのウンス（イ・ヨンエ）は、番組制作のための取材で初めて出会う。季節は冬。山寺への2度目の旅の帰り、ウンスはサンウを自分のアパートに誘う。ごく自然に恋に落ちる2人。恋愛経験の少なそうなサンウと、
年上で離婚経験があるウンスだが、一緒にいると嬉しい気持ちで繋がりあう。だが、やがて春がきて夏を迎える頃、ウンスの態度に変化が表れる。父親に紹介するとサンウが言えば黙ってしまう。泥酔して帰った夜に泣き、翌朝はきつい言葉でサンウの優しさを拒絶する。そして、別れを告げては、気まぐれにまた連絡してくる。そのたびにとまどい傷つくサンウ。しかし再び春がめぐって再会した時、サンウはひとつの辛いけれどそれしか選べない道を選択するのだった。
