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『遥かなるクルディスタン』
Journey to the sun
配給:若松プロダクション/シネマスコーレ


キャスト スタッフ データ
ニューロズ・バズ
ナズミ・クルックス
ミズギン・カパザン
監督・脚本:イエスィム・ウスタオウル
製作:バフルーズ・ハシェミアン
撮影:ヤケク・ペトリキ
美術:ナタリ・イェレズ
音楽:ヴラコ・ステファノスキ
1999年/トルコ・ドイツ・オランダ/104分/カラー/ビスタ

イントロダクション
 「この映画はもともと、トルコの伝統の中でもがく人々の姿を描いたものであり、政治がメインテーマのものではありませんでした。上映が禁止されていたのは、クルディスタンという地域のサインが出ていた為です。修正が加えられたのはその部分と、登場人物の会話が少し削られたのです。」監督・脚本のイエスィム・ウスタオウル。トルコ最大の都市イスタンブールからトルコ、イラン、イラク、シリアにまたがるクルド民族の地クルディスタンを舞台に、トルコの抱える民族問題に真正面から問題を提起した作品である。トルコでは、クルド民族を題材にした映画、演劇、小説などには特に厳しい検閲がはいる。ギュネイ監督が獄中から撮影を支持した『路』('82)は、製作されてから17年後、1998年に多少の修正を加えて、初めてイスタンブールで公開された。イエスィム・ウスタオウル監督はギュネイ監督を最も信頼し、彼女の映画製作に大きな影響を与えている。今回、彼女がこの映画を撮ろうとしたきっかけは、東南トルコの村々で、家が焼かれ、人々が強制退去させられていることを知ったことによる。その多くがクルド人であった。

ストーリー
映画はイスタンブールに住む二人の青年の出会いから始まる。一人はトルコ西南部にあるイズミール近郊から来たトルコ人、メフメット(ニューロズ・バズ)。もう一人はシリア国境に接するクルディスタンから来たクルド人、ベルザン(ナズミ・クルックス)。二人はいわれなき迫害に遭遇して、次第に友情を深めていく。ところが、クルド人弾圧の反対デモに出掛けたベルザンが、警察に逮捕され、拷問をうける…。クルド人が不当な目に遇っていることを描く映画だが、直接的に描くのではなく、その差別は生活の中にジワジワと現れてくるというように描いているため、クルド人とトルコの状況を少し学んでないと、意味がわからなくなるかもしれない。しかし、クルド人を示す紅い×印がいつの間にか玄関のドアや窓につけられているところなど、誰がやったかわからない(書くシーンさえない)ので、無気味であるし、群集心理が働くとこのような状況になってしまうということなのである。これは恐怖である。ナチス・ドイツの時代にユダヤ人がマークをペンキで家につけられていた、あれと同じである。あれは遠い昔の話ではないのだ。今、この時代にも同じようなことが起きているのである。ところで、このクルド人のベルザンと親しくなる主人公メフメットはひょんなことからクルド人と間違われるアンラッキーな青年である。でも、そのおかげで大切なことを知ることになるのだが…。
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