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『ハロルド・スミスに何が起こったか?』
WHATEVER HAPPENED TO HAROLD SMITH?
配給:東北新社

キャスト スタッフ データ
トム・コートネイ
マイケル・レジー
ローラ・フレイザー
スティーブン・フライ
デヴィッド・シューリス
ルル
マーク・ウィリアムズ
ユリ・ゲラー
監督:ピーター・ヒューイット
製作:ルース・ジャクソン
   デヴィッド・ブラウン
脚本:ベン・スタイナー
撮影:デヴィッド・タッターソル
美術:ジェンマ・ジャクソン
音楽:ハリー・グレグソン・ウィリアムズ
衣装:マリー・フランス
1999年/イギリス/96分/カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタル

イントロダクション
 70年代のイギリスを舞台のこの作品は当時の音楽もふんだんに散りばめられている。そう、当時はディスコとパンクの時代。「恋のナイト・フィーヴァー」「ブギー・ナイツ」「アナーキー・イン・ザ・U.K.」などの曲が彩りを添える。「ディスコとパンクを1つの映画の中に表現できることはすごく面白いこと」と監督のピーター・ヒューイットは語っている。ジョン・トラボルタに憧れる主人公のヴィンス・スミスには『アンジェラの灰』のマイケル・レジー。彼の父親役、ハロルド・スミスには『ドクトル・ジバコ』『ドレッサー』で2度、オスカー・ノミネートされた実力派トム・コートネイ。コメディ・タッチだが、ちょっぴりホロリもあるという映画である。

ストーリー
 1977年、イギリス。18歳のヴィンス・スミスは同じ法律事務所で働くジョアンナ(ローラ・フレイザー)にひそかに憧れている。ジョアンナは厳格な家庭に育つお嬢様だが、そんな家庭のプレッシャーから逃れようと、パンクにコスプレすることでストレスを発散していた。そんなことなど知らないヴィンスは映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・トラボルタに夢中で、ダンスの練習に明け暮れていた。彼の父、ハロルド・スミスはすでに仕事を退職し、今では肘掛けイスに座り、パイプを燻らせ、「チャーリーズ・エンジェル」をこよなく愛する静かな生活。妻・アイリーン(ルル)はまだ若く、もて余すエネルギーでディスコへ通い、若い男たちとはしゃいでいる。
 ある土曜の夜、ヴィンスは偶然見かけたエキゾチックなパンクガールに一目惚れ!今までディスコに夢中だった彼は彼女に近づきたい一心でパンクになろうと決心する。
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