ペルニッラ・アウグスト
ヘレーナ・ベリストレム
レーナ・エンドレ
スティーナ・エークブラード
エヴァ・フレーリング
マリーカ・ラーゲルクランツ
スザンヌ・ロイテル
マリー・リカルドソン
グニッラ・レール
マルガレータ・クローク
ハリエット・アンデション
ペーテル・アンデション
ブラッセ・ブレンストレム
ペーテル・ハーベル
ロルフ・ラスゴード
ミカエル・パーシュブラント
ローゲル・ポンタレ
ユーハン・ラバエウス
ユーハン・ヴィーデルベリ
リカード・ヴォルフ |
監督・製作・脚本：コリン・ナトリー
撮影：イェンス・フィッシェル
美術：ベングト・フレーデルベリ
音楽：ペール・アンドレアソン
衣装：カミラ・トゥーリン
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2000年/スウェーデン/135分/カラー/1:1.85ヴィスタサイズ
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前作『太陽の誘い』で2000年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたイギリス出身のコリン・ナトリー監督。この新作『ゴシップ』は名実ともに現在の北欧映画界を代表する大女優9人を集めて、彼女たちが主役と愛を奪い合うというスキャンダラスな業界を浮き彫りにした物語。映画はクリスチナ女王役を獲得した1人の女優が発表されるまでの、それぞれの1日を追いかけていく。誰が女王役を射止めるのか、彼女たちは期待や不安、恐れを抱いている。ナトリー監督は、24時間という短いながらも人生の混沌を垣間見るには十分な時間を設定し、網の目のように絡まった人間関係の糸をほどきながら、女優たちの表と裏の顔を巧みに描いている。そして9人のスター女優はもちろんのこと、共演の女優・男優たちに至るまで、北欧で誰もが知っている俳優たちが集められ、挿入歌にはABBAの「ギミー！
ギミー！ ギミー！」から、日本を代表するカウンターテナー米良美一の歌う、ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」（オペラ「セルセ」より）まで多彩な曲が効果的に使われている。
この日、スウェーデンからハリウッドへ渡り銀幕のスターとなったグレタ・ガルボの代表作『クリスチナ女王』リメイクのヒロイン役が選ばれる。候補者は9人…いずれもスウェーデンを代表する大女優たちである。レベッカ、アレクサンドラ、ステッラ、カーリン、エイヴォル、ゲオルギーナ、セシリア、ヒット、そしてモリー。既にスクリーンテストを済ませた彼女たちは、“ポスト・グレタ・ガルボ”の称号を与えられる、たった1人の女優が発表されるその時を、期待と不安、恐れを抱きながら待っている。
この日はまた、レベッカの40歳の誕生日パーティーが予定されている。表面上はライバルでもあり、仲のよい友人でもある9人の女優たち。しかし、一歩中へ踏み込めば、そこには複雑に絡み合った人間関係が見え隠れする。不倫や誘惑、レズビアン関係、過去の恋人への未練、パートナーへの嫉妬…。愛をめぐってもまた、彼女たちは水面下で戦いを繰り広げているのだ。
運命の瞬間まで24時間。果たしてクリスチナ女王役を射止めるのは誰なのだろうか？ 
