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『ギガンティック』
GIGANTIC
配給:クライドフィルムズ
オフィシャル・サイト:
http://www.clydefilms.co.jp/gigantic/


キャスト スタッフ データ
フランク・ゲーリング
フローリアン・ルーカス
アントニオ・モノー・ジュニア
ジュリア・ハンマー
ジョアン・ニッケル
アルベルト・キッツル
監督・脚本:セバスチャン・スキッパー
製作:トム・ティクヴァ
    ステファン・アルント
撮影:フランク・グリエベ
音楽:ノーウィスト
    ソフィア
    エゴエクスプレス
※2000年ドイツ映画賞銀賞受賞

1999年/ドイツ/81分/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSR

イントロダクション
 「この作品は一見すると普通の3人の男友達同士が体験する友情物語であり、彼等の人生の挫折や、青春が去っていく寂しさを表現したものである。でもそれ以上に僕は人生というものの素晴らしさや、人生で体験していく全ての感情を表現したかったんだ。それは、どんな事であっても決して単なる些細な体験ではないはず。」監督・脚本のセバスチャン・スキッパーはそう語る。彼は俳優として映画界に入り、ハリウッド大作『イングリッシュ・ペイシェント』などにも出演、その後『ラン・ローラ・ラン』への出演で、監督のトム・ティクヴァと知り合った。今回はそのトム・ティクヴァのプロデュースでの初長編映画監督作品なのである。…ドイツ・ハンブルグ。どこにでもいるような冴えない3人の少年たち。これといった目標も才能もなく、当てもない夢に憧れて、サッカーや音楽、車など好きなことをし、酒を飲み、若さをただ浪費するかのように過ごす日々。そんな中、一人が夢を実現するために貨物船で旅立ちを決意する。3人で過ごす最後の夜に何をして、何を残すのか…。誰もが経験するような青春の1ページを描いたこの作品は、セバスチャンがトム・ウエイツの『(L00KING FOR)THE HEART OF SATURDAY NIGHT』にインスパイアされたと言うストーリーで、トム・ティクヴァとの雑談の中から出来上がったものである。等身大の登渇人物とするためにキャストも無名の新人だけを起用している。スキッパーにとってハンブルグを舞台にした作品は長年の夢の構想であった。「ハンブルグはドイツの中でも最も清潔で美しい街だと思うよ。ここでは、ハンブルグの雰囲気が出るように丁寧に撮影されているし、特に港の風景と夜の街の様子は印象的だと思うよ。」

ストーリー
 この映画、3人の少年たちが一緒に遊びまくり、ある日、1人が旅立つと言い、他の2人と最後の夜を明かすお話なのであるが、そこで起るエピソードを描くだけの作品なのである。本当に他には何もない。酒を飲んだり、カースタントの集団(エルビス・プレスリーの格好している)がたむろしている場所に行って自分たちもカースタントしたり、サッカーゲーム(ヨーロッパの映画では酒場やゲームセンターに必ずと言っていいほど登場するあの昔ながらのゲーム)で賭けをしたり。などなど、朝までこんなことの連続なのである。と言ってそれが面白くないというのではない。誰もが経験するような、このままではいけない、この町を出て新しい人生を始めなくちゃいけない、というあの感覚と後に残される者たちの心情を微妙に描いているので、見ていて感情移入していける作品なのである。極論すればアメリカン・ニューシネマとか『スタンド・バイ・ミー』などと同じテーマを扱った作品である。まあ、この作品はそれよりも地味ではあるし、説明的な描写を用いてないので登場人物たちの行動理由がよくわからないこともある。でも、そういうものは理屈ではなくフィーリングで理解できるのではないかと思う。そしてそれは青春時代の産物だけでは決してないはず。大人になっても同じような感慨にはいつだって遭遇しているのだし、それを思えばどんな世代にも共通するテーマを描いていると思う。
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