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『害虫』

配給:日活
オフィシャル・サイト:
http://www.nikkatsu.com/oldmovie/gaichu/

キャスト スタッフ データ
宮崎あおい
田辺誠一
りょう
沢木哲
天宮良
石川浩司(たま)
蒼井優
伊勢谷友介
監督:塩田明彦
製作:中村雅哉
脚本:清野弥生
撮影:喜久村徳章
照明:豊見山明長
美術:磯見俊裕
音楽:ナンバーガール
2002年/日本/92分/カラー/35ミリ/ヴィスタ/DTS

※2001年 ヴェネツィア国際映画祭「現代映画部門」正式出品
※ナント三大陸映画祭「コンペティション部門」審査員特別賞&主演女優賞受賞

イントロダクション
 『哀しすぎて泣くことすらできないまま、十三歳の少女は軽やかに疾走する。』
 成長する過程で誰もが経験する、子供でもなく大人でもない、もどかしくも漠然とした不安感と痛みを、中学一年生のサチ子(宮崎あおい)に突きつけられる残酷な現実を通じて描き出す。 塩田明彦監督は大人の目から見たステレオタイプな子供ではなく、多面性を持つ一人の人間として子供を描く。しかし、サチ子という寡黙な少女のキャラクターよろしく、あえてクールで無関心を装ったスタイルを貫いた『害虫』は、サチ子の混乱が作品自体にも繊細に反映され、反抗的で美しい作品として刻み込まれることとなるだろう。主人公サチ子に『EIREKA(ユリイカ)』(青山真治監督)の宮崎あおい。サチ子が恋心を寄せる相手でもある小学校時代の担任、緒方には田辺誠一(橋口亮輔監督『ハッシュ!』)。サチ子の母親役には、りょう(是枝裕和監督『ディスタンス』)。街でサチ子と知り合う、万引きで小銭を稼いで生活をする少年タカオには沢木哲(行定勲監督『閉じる日』)。精神薄弱の中年男キュウゾウには、“たま”のパーカッション・ボーカル担当、石川浩司。サチ子のクラスメイト夏子役は『リリィ・シュシュのすべて』(岩井俊二監督)で映画デビューを果たした、蒼井優。『どこまでもいこう』で主演を務めたすずき雄作、芳賀優里亜のコンビが再び登場し、成長した姿が見られるのも、塩田ファンには楽しみのひとつだろう。

ストーリー
 誰も頼りにできない、戦場のような家庭や学校。北サチ子(宮崎あおい)は、母親稔子(りょう)の自殺未遂、小学時代の担任、緒方(田辺誠一)との恋愛などが影響してか、同級生の女の子とは違った雰囲気を持つ中学一年生の少女。自分に関する噂話が飛び交う、気詰まりな学校をドロップアウトして、街で気ままに毎日を過ごすことにしたサチ子は、万引きで小銭を稼いで生活する少年タカオ(沢木哲)と、精神薄弱の中年男(石川浩司(たま))と知り合う。彼らと小さな悪事を楽しみ、子供らしい笑顔を取り戻す一方で、変わってゆく自分に対する混乱した気持ちを、教師を辞めて遠方の原子力発電所で働く緒方への手紙に書き付けるサチ子。一方、クラスメイトの夏子(蒼井優)の努力のかいあってか、サチ子は再び登校し始める。合唱コンクール、人気者の男子生徒との恋、そして何より夏子という親友を手に入れて、順調な学生生活を送るようになったサチ子に、残酷な現実が次々と突きつけられていく…。子供らしい悪戯は加速し、自分のことですら信じられなくなったサチ子は、唯一信じられる存在、緒方に会うために走り出す。そして・・・。
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