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『芙蓉鎮 [中国映画の全貌2002]』
芙蓉鎮


キャスト スタッフ データ
劉暁慶
姜文
鄭在石
徐松子
祝士彬
劉利年
徐寧
監督:謝晋
脚色:阿城
   謝晋
原作:古華
撮影:慮俊福
美術:金綺芬
作曲:葛炎
※1987年百花賞(主演女優・主演男優・助演男優賞)
※1987年金鶏賞(主演女優・助演女優・芸術賞)
※1988年カルロビ・ヴァリ映画祭グランプリ
※1988年マドリード映画祭審査員特別賞・観客賞
※1988年モンペリエ映画祭金パンダ賞

1987年/中国/2時間45分

イントロダクション
 『芙蓉鎮は文革前の時代、文革の時代、そして文革後と、十数年間にわたって受けた痛手を、ある小さな村を通して描き出したものです。』
 「主要な登場人物は8名、出て来る人家の戸数は数軒しかありませんが、この裏側には幾十万の同じような人々がいると言えます。」謝晋監督はそう語っている。監督は、木下恵介監督が好きだというが、確かに苛酷な運命に耐える女性を描いて定評があるところや、長い時間にわたる人生の変換を描くのに長けたところなど、よく似ているのかもしれない。この作品もそうだ。映画の中で印象的なのは罰を受けた彼女と、もともと右派として疎外され、文革によってさらに追い落とされた秦書田(姜文)が雨の日も風の日も、芙蓉鎮の町の石畳を箒で掃いているカットだが、物語的には、人物の設定と、その関係がよく描かれていて説得力がある。たとえば、彼女を、資本主義的ブルジョアジーと指弾する李国香(徐松子)は、もともと国営食堂の女店主だが、美人で愛嬌がよく働き者の胡玉音の店が繁盛しているのを妬んで、何かあったら彼女を叩き落そうとしている。それが、政治工作班長になって権力を握ったとたんに胡玉音の店を摘発するのだ。そのあたりの人間関係がきちんと描かれているので、ヒロインたちが受ける迫害も十分、説得力を持っているのだ。

ストーリー
 『1963年春。湖南省の南端にある町・芙蓉鎮では市が立つ日で賑わっていた・・・』
 中でも米豆腐を売る胡玉音(劉暁慶)の店は大賑わいだった。国営食堂の女店主・李国香(徐松子)は胡玉音の店の繁盛をにがにがしく思っていた。李国香は解放戦争を戦いぬいた米穀管理所の主任・谷燕山(鄭在石)に米の特配を頼むがなかなか相手にされなかった。それでいて谷燕山(鄭在石)は胡玉音には米豆腐の原材料の屑米をまわしていた。胡玉音は夫と二人で家畜のえさにしかならない屑米を夜遅くまでかかって臼で挽き、おいしい米豆腐づくりに精出した甲斐あって、王秋赦(祝士彬)から土地を買い店を新築するまでになった。ところが、政治工作班長に昇格した李国香が早速、この店に目をつけ、資本的ブルジョワジーの典型として店に乗り込んできた。そしてこのことが契機となって胡玉音は家も没収され、夫も殺されてしまった。1966年春。文革の嵐が吹き荒れて、状況は一段と厳しくなった。李国香までニセ左派として逮捕され、胡玉音は街きってのインテリでありながら右派の烙印を押され<ウスノロ>と呼ばれる秦書田とともに、さらに厳しい批判の対象にさらされていた。彼らに代わって無教養の王秋赦が党支部の書記に昇格し贅沢三昧の暮しをしていた。やがて李国香はコネを生かし復権し、胡玉音と秦書田は来る日も来る日も石畳を掃除するという処罰を課せられた…。
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