本作は、主人公が挫折や裏切りを乗り越えて、自分の夢を実現しようとする映画。人生はいわばゲームであり、ひとりひとりの未来、つまり“FUTURE”=夢に向かって進むことが大切だと教えてくれる作品。本作が長編映画2作目になるザック・フィッシュマン監督は、ゲーム好きだった監督自身の体験と夢をもとに『フューチャー・ゲーム』の脚本を書き上げた。主人公トニーを演じるサイード・タグマウイは、1995年のカンヌ映画祭で監督賞に輝いた『憎しみ』(監督:マチュー・マソヴィッツ)でデビューし、同作品でセザール賞にノミネートされたフランス映画界期待の俳優。卜ニーのガールフレンドで格闘技の達人“トゥーム・レイダーのララ・クラフト似”のニナには、カルティエなどのキャンペーンモデル、カミーユ・ド・パズイ。ゲームのアイディアを盗み取る女社長ヴァレリーは、実在するゲームメーカーの広報担当の女性がモデル。ヴァレリーを演じるアリエル・ドンバールは、これまで『倦怠』や『宮廷料理人ヴァテール』など数多くの作品に出演している。裏社会のボス、アルベールにはフランス映画界の重鎮ジャン=ピエール・カルフォンが扮している。フランス映画界の大ベテランから、期待のヤングアクターに至るまで、夢のキャストの共演が実現した。