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『不思議惑星キン・ザ・ザ』
Kin-Dza-Dza
配給:パンドラ


キャスト スタッフ データ
スタニスラフ・リュブシン
エヴゲーニー・レオノフ
ユーリー・ヤコヴレフ
レヴァン・ガブリアゼ
監督:ゲオルギー・ダネリヤ
脚本:
レヴァス・ガブリアゼ
ゲオルギー・ダネリヤ
撮影:パーヴェル・レベシェフ
美術:
アレクサンドル・サムレキン
テオドル・テジク
音楽:ギア・カンチェリ
1986年/ソ連(グルジア)/135分/カラー/35mm
(c)Mosfilm

イントロダクション

 ソ連での完成時の試写では批評家からさんざんな不評だったが、公開後は若者の支持を受けソ連全土で1520万人の動員をあげたと言う。日本でも1989年に池袋・文芸座での“ソビエトSF映画祭”の1本という上映だったが、SFマニアの間ではカルト的作品と人気を得ることになった。日本以外でも20か国あまりに輸出されている。監督のゲオルギー・ダネリヤはデビュー作の『SERYOZHA』(共同監督)で世界最古の映画祭、チェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でグランプリを受賞、1975年の『AFONYA』ではソ連全土で6220万人という観客動員を記録しているソ連の代表的な映画監督である。モスクワの街角で出会った裸足の怪しい男の持っている“空間移動装置”を押してしまったために別の星にワープしてしまった男と青年。彼らが着いた星では住人は「クー」としかしゃべらない。また、変な規則や慣習に戸惑っていく2人。なんとか地球に戻ろうとする2人だったが…。


ストーリー
 監督の意図としては変な規則や慣習というのはソ連に対する婉曲的な批判らしいけど、あまりに間接的なので同国以外の人にはわかり辛いかもしれない。でも、そうでないと逮捕されるから仕方ないか。「クー」という言葉も(この映画を見た後、観客はこの言葉を発せずにはいられなくなる。そのくらいインパクトがある。)何かそういう意味があるのかもしれないが、実は途中から彼らはロシア語も話し始めるのである。これはSFで言うと相手の頭を透視して彼らの言語を学び、自分たちも喋れるようになるという高等なものなのだ。だが、それに対して説明的な描写はない。その割には作品の半ばくらいで「クー」などの用語解説があったりして、親切なんだか不親切なんだかわからない。お話の中でも(特に主人公だが)冷めてる時と情に厚い時とがあって、一体どっちのキャラクターなのだろうと見る者を惑わせる。色っぽくもなくテンポものんびりしたところもありつつ、急展開することもありで、どっちつかずのことが多い作品だけど(それがテーマなのかもしれない)、何かカッ飛んだことやってやろう!って意気込みだけが妙に伝わる映画である。
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