グウィネス・パルトロウ
ヒューイ・ルイス
アンドレ・ブラウアー
ポール・ジャマッティ
マリア・ベロ
スコット・スピードマン
マリアン・セルデス
キルステン・ウォーレン
アンジー・フィリップス
アンジー・ディキィンソン |
監督：ブルース・パルトロウ
脚本：ジョン・バイラム
撮影：ポール・サロッシー
作曲：デヴィッド・ニューマン
音楽スーパーバイザー：
リチャード・ルドルフ マヤ・ルドルフ
編集：ジェリー・グリーンバーグ
美術：シャロン・シーモア
衣装：メアリー・クレア・ハンナ |
2000年/アメリカ/カラー/112分/1：1.85/ドルビー・デジタル |
ある晩、脚本家/プロデューサーのジョン・バイラムが宿泊中のホテルのカラオケバーに行き偶然カラオケコンテストを目撃した事から生まれたという本作。最近では日本のみならず世界中に感染してしまったカラオケ。このまさに庶民のエンターテイメント「カラオケ」をモチーフとして、愛とは、家族とは、そして人生とは・・・の問いかけを男女6人を通して自分探し的ロードムービーに仕上げられた映画が『デュエット』である。
監督はグウィネス・パルトロウの父親、ブルース・パルトロウ。また、カラオケにのめり込むリヴ役で、そのグウィネス・パルトロウが、ロックバンド“ヒューｲ・ルイス＆ザ・ニュース”のリーダー、ヒューイ・ルイスと共に、スモーキー・ロビンソンやキム・カーンズの曲を熱唱するシーンは、キャスティングの豪華さに加え、その見事な歌唱力にも注目したい。グウィネスとデュエットしたヒューイ・ルイス曰く、「本当に驚いたよ。上手いなんてもんじゃない、抜群に上手かったんだ。ぼくらのデュエットは天下一品、正に“美女と野獣”さ。」とベタ誉め。グウィネスの歌声なんか聞いたことが無いファンにとっては必見必聴！ということになるだろう。
テキサスのカラオケバー。ピカピカのジャケットで熱唱した青年に、カウンターのオヤジが嫌味タップリに話し掛ける。「どうせ素人芸だろう？カラテ(?)オケ？」かっとなった青年は挑戦状を叩きつける。しかしオヤジは更に挑発し、賭け金は吊り上る。いよいよ舞台に立った彼が歌い始めると・・・、その歌いっぷリにバーは騒然。美女もノリノリで踊りだす始末。そう、このリッキー(ヒューイ・ルイス)というオヤジ、プロのカラオケ・ハスラーなのだ。賭け金を手に美女としけこんだリッキー。しかしそこへ妻の死を知らせる一本の電話。
急いでラスベガスの教会へ駆けつけたリッキーは、そこで亡き妻の娘リヴ（グウィネス・パルトロウ）に出会い大慌て。なにしろ、妊娠がわかった途端に蒸発し、今の今まで親らしい事は何もしてこなかったのだから。
しかしリヴは無邪気に再会を喜んでいる。再会もつかの間、リッキーはカンザスでシューがあるとまたも逃げ出してしまう。
ところが、リッキーの後を追ってリヴがホテルに現われ・・・。 こうして二人は一緒にカラオケの賞金稼ぎに精を出し優勝ヘ向け勝ち進んでゆくのだが。
