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『血の記憶』
Sangue vivo
配給:ケイブルホーグ

キャスト スタッフ データ
ピーノ・ズィンバ
ランベルト・プローボ
クラウディオ・ジャングレコ
アレッサンドロ・ヴァレンティ
イヴァン・ヴェラルド
ルチア・キウリ
アッドロラータ・トゥルコ
モレーナ・ミガリ
エドアルド・ダンプロージオ
アンナ・ディミートリ
チンツィア・マルツォ
アントニオ・カルルッチョ
監督・脚本:エドアルド・ウィンスピア
脚本:ジョルジア・チェチェレ
撮影:パオロ・カルネーラ
美術:サブリーナ・パレストラ
音楽:グルッポ・ゾエ
衣装:アントネッラ・カンナロッツィ

2000年/イタリア/96分/カラー

※2000年モンペリエ地中海映画祭最優秀作品賞受賞
※2001年セイント・ヴィンセント映画祭2部門受賞
※2001年サンセバスチャン映画祭新人監督賞受賞
※2001年サンダンス映画祭正式出品
※2001年ロンドン映画祭正式出品
※2001年ロッテルダム映画祭正式出品

イントロダクション
 『血の記憶』は、太古からサレント地方(イタリアのかかとである南東部の端に位置する)の人々が愛してきたリズムと共に観客に憑依するように前進していく。タンバリンの音がサレントの人々の血に流れる得体の知れない痛々しい力を静める。その力に声やダンスステップなどの音を与えることでその傷みを和らげるという。実際に傷みは消えないが、彼らにとって音楽が鳴っている間は人生を許せる気がすると言うのだ。アメリカの奴隷たちがブルースで傷みを表現したように、また都会のゲットーの若き怒れる黒人が貧困や憤りをラップで物語るように、サレントの人間は昔からタンバリンを叩きながらピッツィカを踊り、忘我の境地に自らを追い込むことで感情や情熱を表現してきたのである。ピッツィカは表現だけでなく、他者とコミュニケートする役割も持つ、あくまで相互関係の上に成り立った踊りだ。古来、毒グモに刺された人間(とりわけ女たち)を癒すために演奏されたこの音楽は、海のうねりのような、怒涛のようなリズムで聴く者をトランスに導き、大地に宿る生の痛を探して肉体のなかを駆けめぐり、われわれの魂の奥底に秘められているはずのはるかな記憶を求めて胸を揺さぶる。伝統音楽である「ピッツィカ」はイタリアの他の地方で見受けられる、老人しか理解しないような類の文化ではない。若者はピッツイカのコンサートに赴き仲間と踊る。

ストーリー
 プーリア州の小さな町サレント。45歳のピーノ(ピーノ・ズィンバ)と30歳のドナート(ランベルト・プローボ)の兄弟は、父親の死以来、衝突を繰り返している。ピーノは、地元マフィアのたばこ密輸入とアルパニア人の密入国手配に荷担することで家族を養っている。ドナートはかつて地方一のタンバリン奏者だったが、町の不良仲間たちと交わり麻薬に手を出し、なげやりな毎白を過ごしている。ピーノは、音楽が弟を救う唯一の方法だと分かっていた。ピーノは妹がバンドのために探してくれたマネージャーと契約までこぎつけるが、ドナートはますます自分の殻に閉じこもってしまい、他人の同情も拒み続ける。それどころか彼は小さな盗みや麻薬売買に手を染め、町の中心で何の希望も持たずに戯れるギャングと付き合いを続けるのだった。しかしピーノはあきらめず、デピューの契約を手に入れる。そんな変化にも動じず無気力でいるドナートは何も気にかけず、まるで自ら望んでいるかのようにさらに深みへ落ちていく。ヘロインの量は増えジョヴァンニ(クラウディオ・ジャングレコ)と組んだ野暮な仕事で地元のマフィアを敵に回してしまう。ドナートは仲間であるジョヴァンニの誘いに乗って盗みを行い、地元のマフィアに追われる。ドナートを探すピーノ。ドナートの仲間の一人がピーノを町の外に連れ出すが、そこにはドナートの姿はなかった。車の中で銃に撃たれたピーノをドナートが見つける。
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