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『白夜の時を越えて』
FIER-EATER
配給:アップリンク


キャスト スタッフ データ
エリナ・フルメ
ティーナ・ヴェックススレム
エレナ・レーベ
エルサ・サイシオ
ヴァップ・ユルッカ
ホルディ・ボレル
監督:ピルヨ・ホンカサロ
製作:マルコ・リヨール
脚本:ピルッコ・サイシオ
撮影:チェル・ラゲルルース
美術:ティーナ・マッコネン
衣装:リカルド・アインホルン
※1998年ロサンゼルス国際映画祭グランプリ受賞
※1998年ロカルノ国際映画祭2部門受賞

1998年/フィンランド/100分/カラー&モノクロ

イントロダクション
 「この作品はある世代から次世代へと引き継がれる“かせ”をテーマにしています。また愛情と別離を描いた作品でもあります。」フィンランドの女性監督ピルヨ・ホンカサロはそう語っている。第二次大戦後、母親に置き去りにされた双子の姉妹は祖母に引き取られ育てられるが、数年後、戻ってきた母親とともにサーカスの巡業に加わり、北欧の各地を転々とする。女3人の暮しは過酷なものであり、母親は身を売ってまで生活を支えて行くが、姉のイレネは無理やり空中ブランコの芸をさせられていることもあり精神を病んでいく。それは第二次大戦前後のフィンランドの厳しい政治的事情とも重なって見えてくる。姉妹は9才、14才、成人と世代別にキャスティングしているが、特にメインに描かれている14才の姉妹ヘレナ役のエレナ・レーベ、イレネ役のエルサ・サイシオが愛らしい。また現代をモノクロ、過去をカラーで描いている点も本作の特徴である。

ストーリー
 フィンランドの政治事情は複雑である。映画の中でもその描写は出てくるが事前にある程度の予備知識がないと理解が難しいかもしれない。特に日本人は北欧の歴史を学校であまり教えてもらってないというのが馴染みが薄い原因かもしれないけど。ただ、それさえわかっていれば難解ではない作品である。双子の姉妹の誕生から彼女たちの生い立ち、サーカスで働くようになっていくなど、起る出来事を順序良く描いているので見るほうもわかりやすい。現代部分をモノクロで挿入させていくのも良いアクセントになっている。サーカスという絵的にも面白いものを題材としたこともあるが、空中ブランコや火を吹く芸を姉妹の彼女たちがスタントなしで演じているところも迫力がある。空中ブランコはわかるけど、なぜ火吹き芸なんだろう?と考えているとこれは火が何かを意味するものとして考えられる。人間の営みに欠かせない火、時に残酷な仕打ちをするが暖かみを与えてくれるもの。それは監督の描きたかった愛情の姿なのかもしれない。
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