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『Bread & Roses 』
Bread & Roses
配給:シネカノン
オフィシャル・サイト:
http://www.cqn.co.jp/BandR/index.html


キャスト スタッフ データ
ピラール・パディージャ
エルピディア・カリージョ
エイドリアン・ブロディ
ジョージ・ロペス
アロンソ・レイノルズ
ビバリー・レイノルズ
ジャック・マッギー
ティム・ロス
ベニチオ・デル・トロ
ロン・パールマン
監督:ケン・ローチ
製作:レベッカ・オブライエン
脚本:ポール・ラヴァティ
撮影:バリー・エイクロイド
美術:マーティン・ジョンソン
音楽:ジョージ・フェントン
※第53回カンヌ国際映画祭コンペティション部門

2000年/イギリス・ドイツ・スペイン/110分/カラー/1:1.85/ドルビーSRD

イントロダクション
 「僕達はロスを、警官が車をスッ飛ばし、悪者が好き放題やっているイメージとは異なった視点から眺めて、そこに住む人々の本当の暮しを見たかった」
 ケン・ローチ監督は語る。彼が、初めてアメリカに乗り込んで撮影を敢行し、『マイ・ネーム・イズ・ジョー』に引き続き撮り上げたトゥルー・ストーリーが、遂に日本でも公開される。ケン・ローチ独特の社会に対する鋭い批評性と人間に対する厳しくも優しいまなざしは健在である。舞台はロサンゼルス。メキシコとの国境に近い地域には、中南米諸国からの多くの移民が様々な悪条件の下で暮らしている。本作では彼らの労使間闘争にスポットを当てて社会問題を提起しながら、それ以上に様々な危機に立ち向かって力強く生きる姉妹の絆とそれぞれの愛をリアルに描いて、奥深い普遍的な人間ドラマに仕上げている。今回は初めてアメリカで撮影したため、現地スタッフはスティーヴン・ソダ−バーグから紹介してもらい、様々な規制に関する多くのアドバイスも受けている。またパーティのシーンではティム・ロスやベニチオ・デル・トロなどがカメオ出演している。そして今回もプロと素人の俳優を混在させながら絶妙のアンサンブルを奏でているが、特に姉妹の葛藤を描いたシーンの迫真の演技は、観る人すべての胸を打ち、深い感動を刻み込むだろう。またサム役のエイドリアン・ブロディは、今年のカンヌでパルム・ドールを受賞した『戦場のピアニスト』に主演している。

ストーリー
 映画はメキシコから違法に入国してくるグループを描くところから始まる。
 入国したい者たちは手引きする彼らに多額の金額を払い、ロサンゼルスに連れてくるのだ。不法入国者の一人、マヤ(ピラール・パディージャ)は姉・ローサ(エルピディア・カリージョ)の口利きでビルの中の清掃員として働き始めるが、そこに現れるのが労働組合をオーガナイズしているサム(エイドリアン・ブロディ)。彼は移民で構成されている清掃員たちが不当な条件で労働していると、彼らに会社に対し立ち上がるように言ってきた。そして…。ケン・ローチ監督らしいというのであろうか、現実と監督の考えるヒューマンなテーマを上手く融合させているので、そのリアル感が見る者を感情移入させてくれる。またテンポの良い、シンプルなストーリー構成が小気味よく、途切れることなく展開していく本作は一級のエンタテインメント作品ともなっていて、飽きさせない。家族や社会の現実に対して、いろいろと大変そうではあっても、上を求めて生きていこうというアメリカ的というか、それが人間の本来の姿でもあるというのであろうが、それは普段は日常の生活に追われて我々が忘れかけているものを思い出させてくれる。タイトルの意味はパン(ブレッド)のみではなく、バラ(ローズ)という精神的なものもなければ生きていることにはならないという意味から、劇中の彼らが運動を起していくというところからつけられている。
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