眞島秀和
山本隆司
有山尚弘
竹本志 |
監督：李相日（リ・サンイル）
製作：日本映画学校
提供： PFFパートナーズ＝ぴあ
TBS
レントラックジャパン
TOKYO FM
日活
IMAGICA |
1999年/日本/54分/カラー/16ミリ/スタンダード
※2000年第22回ぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード2000 グランプリを含む4賞受賞
※第29回ロッテルダム国際映画祭正式招待作品
※第4回釜山国際映画祭正式招待作品
※第5回しんゆり映画祭正式招待作品
※第10回にいがた映画祭正式招待作品
※第15回高崎映画祭正式招待作品 他 |
2000年第22回ぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード2000」でグランプリを含む4賞を受賞した本作品は青春映画だ。恋・友情・けんかに、失敗やちょっとしたエッチを含むユーモアという青春映画のパターンを核にしている。だが、「映画は画だ」と言う李相日監督は何を描くかはもとより、どう描くかに力を入れているので、パターンを踏襲してもこれまでにない映画を作り上げることができた。その特徴は“豊かな余白を持つ映画”ということらしいが、狙った大笑いよりクスッとする笑いとか、効果音に凝った暴力シーンより静かにスーツのシワを直していることのほうが怖いとかいうことである。人物のいない日常風景や人物を囲む背景などのシーンに力を入れることにより、その“余白”を大事にし、観客の想像力をより刺激することとなった。
