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2010年08月24日 配信
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画像1

(c)2010 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved

自分の知らない妻の内面(70点)

 新品のパソコンを購入するのはいいものだ。トラブルも少なく、末永く付き合っていける。本来、それ以上の楽しみを知る必要はないのだが、何かの拍子に中古パソコンの魅力に取り付かれたら大変である。
       
 中身のパーツに意外ないいものが使われていたときの喜び。ときにはハードディスクの中にお宝を発見することもあるだろう。もしこれでまだ本体が比較的新しく、性能もよく、HDDだけ徹底的に使い込んでいるような固体に出会ったらたまらない。
          
 気に入ったパソコンが、過去誰に、どのように使われてきたのか。その歴史を味わうだけで好奇心と嫉妬心は際限なく刺激される。こうなるともう、新品のパソコンなど味気なくて買う気は起きなくなる。
      
 おや、余計な行間など読む必要はない。私はパソコンの話をしているだけだ。なのになぜ皆さん、そんなににやにやしているのだろう……。
       
 刑事ソンヨル(チャ・スンウォン)は、マフィアのボスの弟の殺害現場で、妻(ソン・ユナ)がつけていたイヤリングの片方を発見する。そういえば昨夜、彼女の帰宅は思いがけず遅く、服は乱れ、イヤリングを落としたなどといっていた。事件に深くかかわっている事を直感したソンヨルは、警察の捜査およびマフィアのボスの復讐から、妻を守らざるを得ない立場に追いやられる。
      
 愛する妻が、何かを隠している。それは、昨夜の殺害現場になぜ彼女がいたのか、といった表面的なことだけではない。殺されたのはなんといっても犯罪組織のボスの身内。そもそも、なぜそんな危ないシーンに平凡な主婦である清楚な妻が登場するのか。明らかに重要な情報が、自分が脳内に持つ妻についてのデータベースから抜け落ちている。
      
 まともな人生を送ってきたであろう清純な女の子が、じつは過去に何人もの男と愛憎のドロドロにまみれ、特殊な性癖を仕込まれていた……。なんて事実を知ったとかであればシャレにもなるし、ある意味よけいにその子にハマりこむ契機になりかねないが、人殺しの現場にいたというのはさすがにまずい。
      
 主人公は自分の知らぬ妻のダークサイドを薄々感じ取りながらも、愛(とじつはもうひとつ秘密=シークレット、の感情)により、妻を守り続ける。
     
 徐々に謎ときのパーツはそろって行くが、この映画にでてくる連中はみなひとつか二つ、秘密を抱えている設定がポイント。謎が解けるたび、驚きの真相が明らかになるが、それは次の謎あかしにより、あえなくひっくり返されてしまう。終盤の二転三転は、ミステリ、サスペンス好きにはたまらない展開といえる。
       
 韓国名(カタカナ表記)と顔が覚えにくい、苦手という人は、「え、それって誰だっけ」とならぬよう、序盤から注意して暗記していくことをすすめる。でないとせっかくのどんでん返しの衝撃を楽しめない。
      
 奥さんを追うのが、主人公の同僚たる警察とマフィアの2団体、という点がユニーク。両者よりも早く、真相に到達しなければ妻を守れない。この制限事項がスリルを生む。この2者。どちらも強敵だが、とくにマフィアのボスが切れ者で、かつ残虐。見つかったらまともな殺され方はしないだろうから恐ろしい。
   
    

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記事提供:映画ジャッジ!
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