新着映画情報
2010年05月14日 配信
(c)2010 FIDELITE FILMS - WILD BUNCH - LES FILM DE LA ZONE - ESSENTIAL FILMPRODUKTION - BIM DISTRIBUZIONE - BUF COMPAGNIE
ノエ監督作品は一般ウケするようなモノではないことは最初からわかりきっているから、本作も風変わりな映像や作風を好む方にはオススメできる(60点)
フランス映画界の異端児ギャスパー・ノエが日本=東京を舞台にしたブッ飛び作品を撮った!! しかも、143分にも及ぶ力作だ!!
東京にやって来たオスカー(ナサニエル・ブラウン)はまともな職にも就かず、ドラッグのディーラーで稼ぎ、自身もドラッグに溺れた生活を送っている。オスカーは最愛の妹リンダ(パス・デ・ラ・ウェルタ)を東京に呼び寄せたが、彼女は夜の街で知り合ったマリオ(丹野雅仁)のお誘いでストリッパーとして働いていた。ある夜、オスカーは友人ビクター(オリー・アレクサンダー)に頼まれたドラッグを持ってバー“VOID”に入店するが、そこに突然警官隊が駆けつけ、オスカーは店内のトイレに隠れるが、撃たれてしまう。オスカーの意識は薄れ、その魂は肉体から離脱してしまう。リンダと離れたくないと思うオスカーの魂は、その姿を追って夜の街を浮遊し始めるが……。
ストーリーよりもドラッグをテーマにした作品ならではのサイケデリックな映像、アンダーグラウンドを全面に押し出した世界観、快楽的ムード満載の性描写を魅せつけることに重点が置かれている。