- 「おまえうまそうだな」試写会
当選者数:5組10名様
締切:2010年9月26日(日) - 「TSUNAMI -ツナミ-」試写会
当選者数:5組10名様
締切:2010年9月7日(火) - 「SUPERNATURAL V<フィフス・シーズン>」ブルーレイ&DVDセット リリース記念 オリジナルキーチェーン〔非売品〕
当選者数:5名様
締切:2010年9月5日(日) - 「ラブコメ」試写会
当選者数:5組10名様
締切:2010年9月5日(日) - 「シングルマン」試写会
当選者数:5組10名様
締切:2010年9月15日(水)
南アW杯の年に、南アW杯の映画を見る(75点)
あるひとつのものに、さまざまな側面があったり多機能だったりすると、無性にうれしいものだ。
たとえばこの『インビクタス/負けざる者たち』という映画は、スポーツアクションであり、史実伝記であり、感動の人間ドラマでもある。さらにいえば、95年の南アフリカを舞台にしていながら、じつは現在のアメリカを強烈に比ゆした物語でもあったりする。こういう百面相の作品は、映画好きにはたまらない。清純派だけど夜は女王様、みたいな女性がモテるのと同じ原理である。
反アパルトヘイトの闘士マンデラ(モーガン・フリーマン)は、黒人の熱狂的な支持により大統領に就任する。だが、それまでの支配階級である白人との対立は深まるばかりで、社会の安定化を目指すマンデラにとって悩みはつきない。そこで彼は、まもなく開催されるラグビーワールドカップを利用し、国民の共生を実現しようと考える。
95年におきた実話の映画化で、マンデラとも旧知のモーガン・フリーマンが、イーストウッドに持ちかけ実現した企画である。イーストウッドは「ラグビーチームを国の団結に利用した物語にひかれた」と語っているが、常に「アメリカ」を描いてきた彼が真に心引かれたのは、この時代の南アが2010年のアメリカの状況とそっくりという点に違いない。
史上初の黒人大統領が、国を立て直すため困難に挑戦する──まさに現代のアメリカそのもののストーリーを、彼はマンデラ=指導者の強いリーダーシップと政治センスに焦点を当てて描いている。オバマのチャレンジの方は破綻の色濃く、いよいよ厳しくなってきたが、この映画のマンデラの政治家としての能力の高さは桁違いだ。




