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2009年12月23日 配信
荒唐無稽ともいえる仮想空間を実写で表現した手腕はお見事(65点)
「イノセンス」(2004年)、「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」(2008年)などで知られる鬼才、押井守監督が、オンラインゲームの仮想空間に広がる大砂漠を舞台に、3人の美女ハンターとどう猛なモンスターの対決を活写。70分間、独創性豊かな押井ワールドが堪能できる実写SFアクション・ファンタジーだ。
凶暴なモンスターが手ぐすね引いて待っているオンラインゲームの仮想空間<アヴァロン(f)>。そのなかの無法地帯「デザート22」にやって来たのは、「狩り」という名のゲームを楽しむ3人のプレイヤー。特殊戦闘機を操る狙撃手グレイ(黒木メイサ)と、カラスを彷佛とさせる黒衣のルシファ(菊池凛子)、それにオートマチックライフルを装備する女騎士カーネル(佐伯日菜子)だ。伝説の巨大モンスター<マダラスナクジラ>を倒すために、彼女たちは力を合わせることにするが……。
仮想空間で「狩り」をするという突飛な舞台設定、美女3人のフェティシズムあふれるコスチュームや武器、VFXを駆使したモンスターや戦闘機、荒涼とした砂漠の乾いた空気感、激しく飛び交う銃弾&ミサイルなど、全編にわたって多彩な見どころを用意している。