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2009年11月20日 配信
映像の迫力には圧倒させられる(80点)
2009年。惑星が直列に並ぶ現象を受けて、太陽の活動が活発化。強い放射線によって地球内部の熱が上昇していた。この異状をいち早く察知したアメリカの地質学者(キウェテル・イジョフォー)は、3年後の2012年に地球が終末を迎えると政府に警告。アメリカ大統領(ダニー・グローヴァー)は、各国の首脳の協力を取り付けて、あるプロジェクトを秘密裏にスタートさせた……。
ディザスター映画は数あれど、「インデペンデンス・デイ」(1996年)や「デイ・アフター・トゥモロー」(2004年)などで有名なローランド・エメリッヒ監督の最新作「2012」は、災害&パニックのレベルが文句なしに映画史上最高。地球を脅かすのは地球外生命体でも巨大隕石でも核戦争でもなく、地球の内部の「熱」である。その熱が行き場をなくして地表に噴出したとき、人類史上(というか映画史上)経験したことのない天変地異に見舞われる。