2006年6月15日、六本木ヒルズのアリーナにて開催されたディズニー／ピクサーの話題作『カーズ』のジャパン・プレミアは生憎の雨にも関わらず会場には多くのセレブが出席し、大いに盛り上がった。

会場にはレッドカーペットが会場を囲むように敷かれていて、その周りにはシボレーのコルベットやカマロ、シェルビーのコブラ、プリマスのロードランナーと、マニアにはたまらないであろうアメ車の数々が展示されていたのが印象的だった。しかもこれらの車は全て所ジョージさんの私物（らしい）ということなので、そういった点にも驚かされる。

レッドカーペットの先にはステージがあり、映画の主役であるライトニング・マックィーンとメーターのオブジェやルート66の看板が置かれ、背景には映画の舞台であるラジエーター・スプリングスが描かれていた。
背景にグランドキャニオンらしき風景が見えるため、ラジエーター・スプリングスのモデルはアリゾナ州辺りの町だろうか。

司会である襟川クロさんの紹介と合図の後、音楽と共にけやき坂方面からベンツがやってきて、会場に敷かれたレッドカーペットのスタート地点へ。
パンツェッタ・ジローラモさん、赤坂恭彦さん、朝赤龍関、琴欧州関、森三中の順でゲストは来場して、プレスの声に答えながら中へ入っていく。
なんとセレブ達はカーペットのスタートからステージに来るまで、平均で10分以上もプレス達からのインタビュー責め。
セレブたちの登場だけで1時間は軽く越えていた。

そして監督のジョン・ラセターと制作者のダーラ・Ｋ・アンダーソンも登場。大量のシャボン玉が舞い上がる中、二人がステージへ上がると森三中の三人から来日＆映画公開記念の花束をプレゼント。
森三中は今回の作品のキャンペーンガールに抜擢され、コミカルな衣装を纏った森三中が気に入ったの様子のダーラさんは何度もハグを繰り替えしていた。
森三中・大島さんのコメントに会場も沸き、ステージもますますヒートアップしてくる。
ステージ上で5人の記念撮影を行うと、ジョンは満面の笑みと大きな笑い声でカメラにアピールしながら、さらに会場を盛り上げてくれた。

そして森三中はシアターへと向かい、襟川クロさんから授賞式に関する話が。
この日はディズニー／ピクサー人気コンテストの授賞式があり、キャラクターNO.1に選ばれた『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーの日本語吹き替えを演じた所ジョージさんが紹介された。
けたたましいエンジン音がけやき坂の方から聞こえだし、会場の全ての人がそこに目をやると、オープンカーのシェルビー・コブラ（雨なのに）に乗った所さんが颯爽と現れた。
カーペットの前でエンジンを何度かふかしてから車を降り、ステージへと駆け上がってきて、ジョン監督、ダーラさんと握手を交わす。

所さんへ受賞されたものは、特大のパネル型賞状とマックィーンが描かれた絵の２点で、絵は監督が直々にアメリカから持ってきてくれたものだそう。
所さんは「賞状は家のリビングに飾って嫁に怒られます」と冗談を言いながらも心から喜んでいた様子。
「バズライトイヤーのモデルは監督なんですよね」と所さんが切り出すと、監督はメガネを外し眉毛を指して「この眉毛がバズに似ているんだ」と一言。
会場からは笑いが溢れとても和やかな雰囲気で授賞式は進んでいった。

「バズを演じたことで子供にも人気が出た」と所さんが言うと、「バズを演じてくれてありがとう、これからも永遠にバズを演じてくれ」と監督。
「じゃあトイストーリーの続編もあるんですね」と所さんが返すと、そっと監督は所さんの耳元で何かを囁く・・・「それは言えないですね」と所さんがコメントした瞬間、会場からは歓喜のどよめきが起こり、ささやかな期待が感じられた。

式の最後には「Cars」のシャツを着た大勢の子供達との記念撮影。
終始楽しい雰囲気で終えたジャパン・プレミアのオープニングはこのような感じで執り行われた。

映画の公開は7月1日（土）より日比谷スカラ座他全国ロードショー。
ぜひ、劇場に脚を運んでください。

オフィシャルサイト： http://www.disney.co.jp/movies/cars/