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■記者会見会場にて

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■記者会見会場にて

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■記者会見会場にて

 1月28日、都内某所にて、この3月5日から公開になる香港映画『SPL/狼よ静かに死ね』に主演したサモ・ハン、主演とアクション監督を務めたドニー・イェン、共演として圧倒的な存在感を示したウー・ジンの来日記者会見が行われた。香港でNO.1ヒットを記録したこの『SPL/狼よ静かに死ね』は肉体を駆使した圧倒的なアクション・シーンにとにかく度肝を抜かれる傑作である。このアクションの中心となった、今ではハリウッド映画でもおなじみのドニー・イェン、そのドニー・イェンとの強烈な格闘シーンを演じる主演のサモ・ハン、共演者のウー・ジンはこの作品への強い想い、愛着を語ってくれた。また、最後にはスペシャル・ゲストとして、ドニー・イェンがアクション監督を務めた日本映画『修羅雪姫』に主演した釈由美子が登場し、花束を贈呈するという一幕もあった。
  当日の記者会見の内容は以下の通り(質問内容、回答などは読みやすくなるように手を加えています)。

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ドニー・イェン:こんにちは。ドニー・イェンです。どうぞよろしく。

ウー・ジン:みなさんこんにちは。ウージンです。日本で、皆さんとお会いできてとても嬉しく思います。

MC:ドニー・イェンさんは今回はアクション監督としてもこの作品に関わっているのですが、サモ・ハンとウー・ジンとのアクションシーン、これはどのように撮影したのでしょうか?

ドニー・イェン:私は、アクション映画に対して20数年のキャリアを積んでいます。そして、自分にとって常に新しいチャレンジをしようと取り組んできました。今回、先輩のサモ・ハンさん、ウー・ジンさんと初めて一緒に仕事をしたのですが、初めからからわくわくして、撮影をとても楽しみにしていました。撮影に際しては、今まで映画の中で見たことのない2人の一面を見せていきたいと考えました。

MC:ウージンさんはジェット・リーさんの師匠にあたるユエン・ウーピン監督に見出され、今回の映画への参加に至っているわけですが、ドニーさんとの対決シーンはどのようにつくられたのでしょうか。

ウー・ジン:今回、先輩のドニーさんと一緒に仕事ができてとても嬉しく思っています。ドニーさんとの対決シーンがありましたが、ふたりとも死ぬ覚悟で演じていました。3人の中では自分が一番キャリアが浅いので、今回のような信頼、チャンスを与えられたことをとても嬉しく思っています。この映画を通じて、新しいスタイルのアクション映画を確立したいと私は思っています。一生懸命演じ、その一方で相手を傷つけないようにと、理性と感情の間でアクション撮影を行いました。

MC:さて、お待たせしました。今回、初の悪役にチャレンジしたサモ・ハンさんの登場です。どうぞ!

MC:日本の皆様に一言挨拶をいただけますか。

サモ・ハン:Hello、everybody!How are you,OK?

MC:サモ・ハンさんには初の悪役として、素晴らしいアクションを堪能させていただきました。現在日本では“ちょい悪オヤジ”というものが流行っており、サモ・ハンさんは、まさに“ちょい悪オヤジ”といえるのではないかと思います。どうすれば、そのように迫力ある男性になれるのでしょうか?

サモ・ハン:私は自分に魅力があるとは全く思いません。長年、ファンの皆様に支えていただいて、とても感謝しています。映画の俳優としても、監督としても仕事をしてきましたが、自分としては様々な役に挑戦できることはとてもいい経験だと思います。私はこれまでずっと映画の中で善玉しか演じていなかったのですが、そろそろ悪役もやってみたいなと思いまして、ま、あくまでも映画の中だけですが(笑)悪役をやってみました。

Q:今回の映画のキーワードは、親子、つまり父と子の関係、だと思ったのですが、皆さんが考える、親子のあるべき姿とはどのようなものでしょうか。

サモ・ハン:理想の親子関係にはいろいろな基準があり、家庭環境によっても変わってくると思います。私は子どもが何歳になっても、暖かい親子関係を保っていることが自分にとって最大の幸せだと思います。

ドニー・イェン:先輩のサモハンさんが先程仰ったことに同感です。ちょうど私の娘が、数日前に誕生日を迎えたばかりなんですが、私がこんなにも映画を一生懸命撮っている原動力は娘への愛、つまりは家庭だと思います。どれだけ疲れていても娘に「ドニー」といわれたら疲れが消えてしまいます。

ウー・ジン:私の父親は武術家で、幼い時には一緒に歩いていると急に「頭を下げろ」などと乱暴に扱われたこともありました。でも、今では友達であり、兄弟のような関係になっています。映画の撮影で怪我をすることもありますが、お父さんには「スタッフのみなさんもやさしく、元気でやっています。」と電話をかけるようにしています。

Q:今回、ドニー・イェンさんはご自分の演出で2人にアクション演出をする、ということにわくわくしたと仰っていましたが、2人のどのような部分が魅力だと思いますか。また、サモ・ハンさん、ウー・ジンさんは、ドニー・イェンさんが演出したアクションに対してどのように感じましたか。

ドニー・イェン:ウー・ジンさんは、元々、武術家であり、武術に非常に長けています。一方、サモ・ハンさんは私にとっては大先輩であり、香港映画において数々の名作に出演し、名を残しています。今回、2人を演出するにおいて、斬新さをいかに引き出すかが、自分にとって一番のポイントでした。一番難しかったのはサモ・ハンさんの演出ですね。大先輩ですので、これまでのイメージを活かしながら、そこに私の独特の手法を組み入れ、アクションを組み立てていきたいと考えました。そのため、これまでのサモ・ハンさんの多くの出演作を観て、そこからアクションを組み立てていきました。

サモ・ハン:ドニー・イェンとは随分前から知り合いですし、ウー・ジンも数年前から知っていたので、この作品を通じて共演できたことをとても嬉しく思っています。私は自分の作品は全て大切に思っており、丁寧に撮影していきたい、そして映画の中、監督やスタッフから様々なことを学びとれると考えています。よく周りから大先輩とかマスターとか言われていますが、私は常に謙虚な心やわくわくする気持ち、若い気持ちを忘れずに現場に臨んできました。今回の2人とは初めての共演でしたが、この作品を素晴らしいものに仕上げることができ、とてもよかったと思っています。今後も若い人たちと仕事をして、彼らの若い力をいただきながら仕事をしていきたいと思います。

ウー・ジン:私は子供の頃からサモ・ハンさんやドニーさんの映画を観て育ちました。子供の時は、その映画の中の技を真似して、鼻の骨を折るこというようなこともありました。今回、2人と共演出来たことは、私にとって素晴らしい経験になったと思います。私の心得としては、みなさんとの共演から、スポンジのように吸収できることは吸収して、今後の演技に活かしていきたいと考えています。今回のドニーさんとの対決シーンを通して、アクションには音楽のようなリズム感があると思いました。ただ、サモ・ハンさんとの対決が無かったことが非常に心残りです。

Q:ドニーさんに質問ですが、今回、この作品を製作するにあたって、『マッハ』をライバル視したと聞いたのですが、日本のアクション映画の中で観るべき作品はありますか?また、日本の俳優の中で今度アクションで戦ってみたいという方はいらっしゃいますか?

ドニー・イェン:『マッハ』は確かに世界的にヒットした作品です。一方、中国の映画人としては、他国の映画人と情勢的な競争関係を作り上げ、映画産業に貢献していきたいという気持ちもに強く持っています。
  日本のアクション映画・アクション俳優は素晴らしいものが多いと思います。今まで仕事をしたことがない俳優と仕事をしたいとは思いますが、あまりにも数が多いので今日は具体的に名前をあげるのは遠慮させていただきます。ただし、私は縁を強く信じており、縁があれば共演できると思っていますので、縁にお任せします。

Q:サモ・ハンさんはもう30年程、数々のアクション映画に出演していると思いますが、この作品は過去の作品と比べて、アクション・シーンでどれくらい身体が動きましたか。また、“3本の毛がサモ・ハン”、という意味は本当なのでしょうか。

サモ・ハン:(はい、とうなずく)

MC:3本の毛、は本当です(笑)。

サモ・ハン:今回の作品の中での自分の動きですが、その運動量は過去の作品と比べて変わりないと思います。ただ、ドニーが私を思い遣る気持ちが非常に強いのか、あまり辛いシーンや大変なシーンは撮らせてくれなかったのです。以前の作品も、私以外にもジャッキーやユン・ピョウが戦う場面がありましたので、比率的にも同じだと思います。

ドニー・イェン:私が思い遣るのではなく、逆にサモ・ハンに思い遣っていただいたと思います。でなければ、私は今、皆さんの前ではなく病院にいることでしょう(笑)。

Q:サモ・ハンさん、ずっと善玉、良い役を演じてきましたが、今回悪役を演じた感想はいかがですか。

サモ・ハン:私は長年、俳優をやってきましたし、監督もやってきました。またシナリオも書いてきました。私は役柄に縛られずに、映画が面白いかどうか、また人の心に迫るものがあるかかどうかが一番重要だと思っています。善玉をやっていても、すぐに忘れられてしまうようなキャラクターでは意味がありません。今回、悪役をやる上で、自分の演技の幅という意味から、非常にためになったと思います。

(ここでスペシャルゲスト 釈由美子による花束の贈呈。釈由美子はドニ・イェンがアクション監督を務めた『修羅雪姫』に主演し、彼と深いかかわりを持っている)

釈由美子:皆様こんにちは。釈由美子です。今回は、この作品を拝見しまして、ものすごいアクションで、とても5年前にドニーさんとお仕事をご一緒させていただいたとは思えないくらい、ドニーさんがセクシーでクールなので本当に興奮しました!

MC:さて、釈さん、ドニーさんとは『修羅雪姫』以来になるわけですが、それ以降も交流を深めていらっしゃるんですよね。

釈由美子:そうですね、来日したときは一緒にお食事したり、ね、デートしたり(笑)

ドニー・イェン:その秘密を、皆さんばらさないでください(笑)

MC:ドニーさんの印象はいかがでしたか。

釈由美子:一緒にお仕事させていただいたときは、こんなに鬼の人はいないと思うくらい厳しくて、骨折してでもそれを無視して「もっとやれ!」という感じだったのですが、アクターとして拝見すると、魅力がどんどん深くなっていって、尊敬しています。モアパワー!モアパワー!っていうのが口癖で。撮影中も「もっとだ!」ってやっていたんですよ。

MC:ドニーさん、釈さんとお仕事をご一緒してみて、彼女の魅力はどういうところですか?

ドニー・イェン:骨折されたときは、本当に痛々しく見えましたが、釈さんの素晴らしい一面を観客に見せたかったので、私も努力しました。そのおかげで完成作品は非常に高く評価され、とても嬉しかったです。でも残念なことに、その後、アクション映画にはあまり取り組んでいないようですね。

MC:今、お隣にサモ・ハンさん、ウー・ジンさんがいて、今回は男性に囲まれていますが、お2人の印象は?

釈由美子:そうですね、映画の中でサモ・ハンさんが香港マフィアのドンで非常に怖い方だ、という印象があったのでどきどきしています。ウー・ジンさんは殺し屋ジェットとして、若き頃の哀川翔さんのようなとても切れのあるアクションを見せていただいたので、今日はお会いできて光栄です。

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 映画『SPL/狼よ静かに死ね』は3月4日より新宿オスカーほかにてロードショー。

 オフィシャルサイト: http://www.spl-movie.com/

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