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写真01
■記者会見開場にて

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■記者会見開場にて

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■記者会見開場にて

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■記者会見開場にて

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■映画チラシ

  本年度のアカデミー賞を独占した感のある『ミリオンダラー・ベイビー』の主演ヒラリー・スワンクとモーガン・フリーマンの来日記者会見が、5月25日に開催された。一足先に来日したクリント・イーストウッドに続く、主演俳優の来日。作品はすでに多くの方が御覧になり、様々な感想を抱いていると思うが、ヒラリー・スワンクとモーガン・フリーマンにとっても、この作品は相当に印象深い作品であったことが伺える記者会見となった。その記者会見の模様をご紹介。

MC:まずはお2人からご挨拶をいただきたいと思います。ではヒラリー・スワンクさんお願いいたします。

ヒラリー:今回、初めて日本に来ることができ、とてもうれしく思っています。今日は会場にお越しいただきましてありがとうございます。私と会うのは初めてでしょう。モーガンさんには何度かお会いした方もいらっしゃるとは思うのですけれども。今回『ミリオンダラー・ベイビー』をプロモーションできるということでとてもうれしく思っています。

MC:どうもありがとうございました。続きましてモーガン・フリーマンさんよろしくお願いいたします。

モーガン:おはようございます(日本語で)。来日は今回の映画で4回目になります。日本はたいへんすばらしく、私は日本へ行くことを楽しみにしていますし、ここに来ることが出来て本当にうれしいです。しかも、今回はこんなに美しい女性と一緒に素晴らしいプロモーションに来られたということで、とても喜んでいます。そして皆様、ここに来ていただきましてありがとうございました。

MC:はい、ありがとうございました。まずは私たちからオスカー受賞をおめでとうと言いたいですね。おめでとうございます(拍手)。みなさんもご覧になられたかと思いますが、ミリオンダラーベイビー、賞とるのにふさわしい作品だと思いました。
ただお2人から出演されてみて、感じてみて、ミリオンダラーベイビーのアカデミー賞をとった勝因は何だと思いますか?

ヒラリー:やはり心に訴える映画だと思うんですね。リアルな人々を描いた、非常に普遍性を持った作品だと思います。

モーガン:ストーリーに関してのコメントは今ヒラリーが言ったことに同意します。ただアメリカでは、これはアカデミー賞の場合ですが、伝統的に車椅子に乗って全く動けなくなったメインのキャラクターというのは、大体において賞を受賞すると考えられているのです。

ヒラリー:やはり監督がクリント・イーストウッドというのが勝因のひとつではないかと思います。

MC:ありがとうございます。そして実際にそれぞれ主演女優賞、助演男優賞をお取りになっていかがですか?

ヒラリー:大変光栄に思っていますし、また驚きでもあったんです。とにかく自分では未だに実感がないので時々自分をつねったりして本当なんだと確認していますが。一緒にノミネートされた素晴らしい女優さんたち、私は本当に彼女たちを尊敬しているんで、未だに信じられないです。

モーガン:もちろん受賞に関しては私もとても喜んでおります。ただこの受賞に関して最高だったことは、私ひとりではなく、クリント、ヒラリー、そしてこの作品という、全ての面で色々な受賞を受け、私自身もそのひとつとして受賞したことがとてもうれしかったです。

MC:はいありがとうございました。それでは皆様からのご質問を受けていきたいと思います。ご質問のある方いらっしゃいますか?

質問1:かなり試合のシーンが迫力があったんですけど、時々殴られたりですとか、パンチをあびたということはあったんですか?

ヒラリー:何回もパンチをあびました。それはある意味ではそれは私の役作りにはよかったんですね。本物のボクサーの気持ちがわかりましたので。トレーニングをしている時に私のトレーナーはフェイス・ガードをさせてくれなかったんです。というのはフェイスガードをしてしまうと、頭の動きが鈍くなってしまう、動かなくなってしまう。ボクサーにとって頭を動かせるというのは非常に重要なことなので、フェイス・ガードをしていなかったんです。最後の戦い相手を演じたルシア・ライター、彼女はプロのボクサーなんですけど、彼女とのシーンで右フックを彼女からあびるときには必ず下によけるはずだったんですけど、それを忘れてしまってモロにあびてしまいました。私は「ルシア・ライターにパンチをあびたけど私は生き延びた(サバイブした)」というTシャツをつくりたかったんです。

MC:ありがとうございました。続いてご質問のある方いらっしゃいますか?

質問2:今回はヒラリー・スワンクさん、モーガン・フリーマンさん、クリント・イーストウッドさんと、3者の演技のアンサンブルが大変な魅力なんですけれども、それぞれの共演の感想と影響を受けた点がございましたら教えていただけますか?

モーガン:クリントとは以前ですね、映画でご一緒する機会がありましたので今回の作品も2回目の機会を得たということで非常に楽しみにしておりました。そしてヒラリーの作品も観ておりましたのでとても楽しみに共演させていただきました。今、影響を受けるというお話がありましたけれども、色々な作品で様々な方と共演するということは必ず何かのいい影響を受けると思います。チェスのゲームでうまい方とゲームをすれば自分も同じようにうまくなるということがあります。実際にすばらしい俳優さんと共演して、そしてその結果優れたものが出来上がってくるということをこうして感じています。

ヒラリー:今モーガンさんがおっしゃったことと本当に同じ意見です。で、それに付け加えるとするとすればですね、モーガン・フリーマン、クリント・イーストウッドと仕事をするというのは私の夢でした。ですから夢がかなったんです。今までの人生の中で、そしてこの仕事をしてきた中で私にとって最高の体験でした。また機会があればぜひともお二人と仕事をしたいんですね。彼らは本当に経験豊富ですし、いつもこの腕を取ってあの才能が私に少しうつるようにとおまじないをしていました。

MC:ありがとうございました。続いてご質問のある方いらっしゃいますか?

質問3:ヒラリーさんは、もうすでにいくつか観光などを楽しまれたということですが、日本に来てみてどのような印象だったのか?、どんなことを楽しまれたのか?、それから食べておいしかった日本食があったら教えて下さい。あとモーガンさんは、ヒラリーさんと一緒に行くなら日本ならどこがいいいのかというのがあったら教えて下さい。

ヒラリー:確かに今回初来日ということで、もうとにかくずっと前から日本には来たかったんですね。今回そういうチャンスを得たことでとってもうれしく思っているんです。日本についていろんな話を聞いてきたんですけど、それが全部本当でした。日本人の方々はとっても優しくてそして心が広くて礼儀正しい、私は世界中色んなところに行って日本が一番親切な国だというふうに感じています。たいへん礼儀正しい人々、そして街もとても美しいと思います。もうとにかくやること、見るものが多すぎて、インタビューが多すぎてなかなか行けないんですけれど、できるだけいろいろ歩き回ってですね、ショッピングも少ししました。これからはお寺とか京都にも行きたいと思っています。

モーガン:今ヒラリーの答えを聞くと、私がアドバイスして行くようなところをすべて分かっているようなのですけれども、前回、来日しました時に大阪、京都に行くことができました。ですからぜひ電車に乗って大阪、京都に行ったらいいんじゃないのかなと思います。

ヒラリー:ではアドバイスの通りにします。

MC:ありがとうございました。続いてご質問のある方いらっしゃいますか?

質問4:ヒラリー・スワンクさんに質問させてください。この映画の中で演じたマギーという女性はヒラリーさんの実年齢と同じ31歳ということなんですが、彼女のようにアグレッシヴな31歳を過ぎて夢を追い続ける女性についてヒラリーさんはどのように思われましたか?また実際事故にヒラリーさんが遭われてしまいましたらどのようになさるかということをお聞かせください。

ヒラリー:今まで演じたきたどの役よりもマギーというのは私に一番近い役だと思います。私たちの背景も似ていますし、マギーと同じように私もずっと夢を求めてきました。そして私を信じる人がいたのでここまでこれて非常にラッキーだったと思っています。どういう選択をしたかについてはですね、その部分については私の仕事は本当に女優としてはこの物語を語るということが仕事であって、必ずしもマギーがした選択が私の選択であるとか、私の意見というのが反映されているのではないんです。マギーの選んだ人生であり、死に方だと思うんですね。これは特にクリント・イーストウッド監督の選択したものではなければ、私が選択したものでもないんです。

MC:ありがとうございました。続いてご質問のある方いらっしゃいますか?

質問5:お2人にお聞きしたいんですが、監督としてもクリント・イーストウッドの最大の魅力と、他の監督にはない演出の方法があれば教えて下さい。

ヒラリー:クリント・イーストウッドというのは本当に特殊な人物です。本当に彼しかいないんではないかと思うほど、才能がありますし。彼はいつも、僕の仕事はこの役この仕事にぴったりのふさわしい人を選ぶだけで、あとはその人にまかせるんだと言っていますが、この映画を見る限りで私が気付くのは本当に彼はソフトに知らないうちにそーっと私たちをガイドし、指導し、そしてリードしているんだということです。特に彼が私たちを強制すること、無視することもない、でも常に見張ってはいるんですね。そういうところが素晴らしいですし、また人間的にも本当に素敵な方です。

モーガン:彼はご自身が俳優であるということで、非常に俳優のことを理解してらっしゃる、そのプロセスがどうであるかという事をとても分かってらっしゃるというのが大きな特徴です。ですからその作業に対するアプローチというのは実際の監督という意味での”監督している”ということはやっていないんじゃないかと思っています。私たちをとても尊重しながら、彼は確かに映画を自分のひとつのこうあるべきという方向には確かに導いています。作品としては導いていますけれども、私が非常に感謝している点はですね、俳優に対して自由を与えてくれるということです。監督としてのアドバイスですとか、ガイドラインですとかそういうものを与えるのではなくて、私たちが役を理解しているという了解の下で俳優に自由を与えてくれるということに私は大変感謝をしています。そして他の監督と違う点ですが、他の監督さんがよくやるように撮影所に来て「アクション」ですとか「カット」ですとか、そういうことを言ったりとかしないんですね。なんとなく自然にセットに入り込んで撮影が始まって、そしてまたスムーズになんとなく終わっていくという非常に自然なやり方をしてくださるというのが他の監督さんと違った点であります。

MC:ありがとうございました。そろそろ最後のご質問になりますが、ご質問のある方いらっしゃいますか?

質問6:撮影中にいろいろ大変だったと思われますが、その中でハプニング的な面白マル秘エピソードがあればぜひ教えて下さい。

モーガン:あまりいい質問じゃないですね。実際に何もなかったですね、そういうことは。監督の話は先ほどもありましたけれども、とにかく準備を万端にされている方ですので、撮影に入る時にはすべて準備が整った状態でいらっしゃいます。ですから時間を非常に厳重される方ですし、予算に対してもそのバジェット内で行われますので、そういう意味でのびっくりした出来事というのは何もありませんでした。少なくても私が知っている範囲ではありませんでした。

ヒラリー:パンチを浴びたということぐらしか思い浮かばないですが。何度もね。

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