5月13日から21日まで、第3回サンタクルーズ映画祭をやっていました。まだ3回目だし、国際都市サンフランシスコやシリコンバレー・サンノゼの映画祭に比べると地味ですが、今年は「アーティスト」をテーマに、オープニングはニール・ヤングを招いて彼の監督作"Greendale"、クロージングには元ドアーズ、レイ・マンザレクの初監督作"Love
Her Madly"が上映されました。マンザレクは、UCサンタクルーズ校で映画製作を学んだそうで、上映後のパフォーマンスもありました。そのほか、ジョディ・フォスターやティルダ・スウィントンら、インデペンド映画界の女性たちにスポットを当てた"In
the Company of Women"、コッポラ一族でニコラス・ケイジの兄弟、クリストファー・コッポラの新作ホラー"The
Creature from the Sunny Side Up Trailer Park"、児童虐待テーマの問題作"The Empty
Building"など、食指の動く作品がたくさんありましたが、あんまり時間が割けなくて、毎回楽しみにしている地元のアーティストによる作品を集めた回と、実験映画&アニメーション特集の回だけ、なんとか観れました。その中では、サンフランシスコのストリート・パフォーマーを主人公にしたモックメンタリーの"Like
Statues Like God"(主人公が、通行人が自分をどんな眼でみるかという印象を語ったセリフから取られたタイトル)、登場人物3人によるユーモラスな心理サスペンス"Whatever
It Takes"、UCSC映画科のルーキー、キャム・アーチャーによるリバー・フェニックスの死を検証した"American
Fame PT. 1:"が印象的でした。国際色という点では第一回から後退しているし、作品のラインナップも粒ぞろいというわけにはいかず、運営にも不手際がまま目立ちましたが、「石を投げれば映画脚本家に当たる」(ジェーン・サリヴァン、映画祭ディレクター)というご当地色を生かし、将来的に「西のカンヌ」と呼ばれるように頑張りたいと、志だけはカリフォルニアの青い空よりも高い、サンタ映画祭でありました。
新婚アツアツ、沼で幸せに暮らしていたシュレックとフィオナ姫のもとへ、"Far far
away"国(はるかかなたの国)の国王夫妻、つまりフィオナ姫の両親からの使者が、高らかなファンファ−レとともに訪れる。招待に応じ、フィオナの故郷を訪ねた2人とドンキーを待っていたのは、ハリウッドそっくりのド派手なティンセル・タウン(虚飾の町)。2人を出迎えた国民と国王夫妻(ジョン・クリースとジュリー・アンドリュース)は、フィオナの連れてきた夫の姿にビックリする。フィオナは世界一のハンサム王子(自称)、チャーミング王子と結ばれるはずだったのに……。話が違うと怒ったのは、チャーミングの母親で、フィオナの後見人でもある妖精ゴッドマザー。町の実力者の彼女に脅された国王は、シュレックに凄腕の殺し屋を差し向ける。それは、泣く子も黙る猫版怪傑ゾロ、Puss
In Boots(長靴を履いた猫)だった!